宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:28)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/30 --- ---
9/29 14:09 C1.7
09:37 C1.6
9/28 --- ---

黒点  9/30 (NOAA)
磁場 フレア
1846 1 α ---
1850 5 βγ C2
1854 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 271 -0.4
-2 h 266 -2.0
-4 h 258 -0.9
-6 h 276 -0.8
-8 h 263 -0.6
-10 h 262 -1.1
-12 h 265 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.5 1x10^1
9/30 2.7 2x10^1
9/29 0.3 2x10^1
9/28 0.3 1x10^1
9/27 0.3 1x10^1
9/26 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 9/25 08:45 太陽風の速度は430km/秒に少し高まりました。オーロラの活動も少し強まりました。
2013/ 9/26 12:00 太陽風はやや低速になっています。太陽も静穏です。
2013/ 9/27 11:41 太陽風の速度は320km/秒に下がっています。太陽も静穏です。
2013/ 9/28 12:45 太陽風は300km/秒台を割っています。太陽も静かです。
2013/ 9/29 12:57 太陽風は280km/秒とかなり低速です。C1の小さいフレアが発生しました。
最新のニュース

2013/ 9/30 11:28 更新
太陽でフィラメント噴出が発生しました。CMEも発生しています。

担当 篠原

太陽で、久しぶりに目立つ現象が発生しました。
今朝、30日5時(世界時29日20時)頃から、
太陽中央のやや西側(右側)から、
ダークフィラメントが噴出しました。

SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
縦に黒い筋状に見えていたダークフィラメントが、
勢いよく噴き上がり、とてもダイナミックな現象です。

変化は、GOES衛星のX線カメラでも見えています。
噴出が発生した領域が、明るく光っています。
X線グラフでは、C1に達する強度変化になっています。

このフィラメントの噴出によって、CMEが発生しています。
SOHO衛星の写真はまだ更新されていないので、
STEREO Behind衛星のCOR2カメラによる動画を掲載します。

CMEのガスは、太陽から全方向に広がっているように見えます。
これは、CMEが衛星の視線方向に噴き出しているためです。
STEREO Behind衛星は、現在、太陽の反対側近くにいるので、
このCMEは地球方向にも噴出していると考えられます。
到来は、3〜4日後くらいになるのではないでしょうか。

明日には、SOHO衛星の写真など、より詳しく紹介できると思います。


太陽風は、速度が280km/秒から270km/秒へ下がり、
とても遅くなっています。
磁場強度も、2〜3nTに弱まったままです。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数には小さい変化が見られる程度です。

CMEによる擾乱が到来するまでは、低速の太陽風が続きそうです。
磁気圏も基本的には穏やかな状態が続くでしょう。



SDO衛星AIA304による、太陽の西側で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


GOES衛星のX線カメラによる、フィラメント噴出発生時の太陽の様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCME。太陽を包む様に広がって見える。STEREO Behind衛星による。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。