宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 8/22 12:21 更新 太陽風の速度は500km/秒に上がり、磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 太陽からCMEの噴出が続いています。 昨日も21日15時(世界時21日6時)ころから、 太陽全体を包む様に広がる、 フルハロー型のCMEが噴き出しています。 GOES衛星のX線カメラを見ると、 21日12時(世界時21日3時)に、 このCMEと関係すると考えられるフレアが、 太陽の南半球側で発生しています。 この動画では、後半に、太陽の左上にある1828黒点群で起きた、 C2.2のフレアによる輝きも見えています。 SOHO衛星の動画では、CMEのガスは淡く、 規模の小さい噴き出しだった様です。 それでも、地球側で発生していますから、 4日後の25日頃の太陽風に影響が見られるかもしれません。 速度の高まりは小さいと思いますが、 磁場強度が強まって、南向きに大きく振れると、 活発なオーロラの活動をもたらします。 太陽は、この他にはC1の小さいフレアが起きている程度です。 太陽風は、昨日始まった乱れがその後も続いています。 速度は更に高まって500km/秒に上がり、高速風となっています。 磁場強度も8nTとやや強まった状態が続いています。 27日周期の図で前周期の太陽風速度の高まりと比べると、 今のところ、今回の山は少し小さくなっています。 (速度の縦軸に違いがあるので注意してください) しかし、磁場強度はまだ強まっているので、 速度はもう一段高まるかもしれません。 磁気圏では、 700〜900nTに達する中規模の活動が度々発生しています。 太陽風の強まりは続いているので、 磁気圏活動も高めの状態が続く可能性があります。 太陽をつつむ様に広がる、フルハロー型のCMEが発生しました。 (c) SOHO (ESA & NASA)、動画作成 : 宇宙天気ニュース CMEに関係すると思われる、太陽の南半球側で発生したフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 日本時間8月21日9時から22日9時(世界時8月21日0〜24時)のAE指数。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |