宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2013/ 6/ 8 13:21 更新 今朝、M5.9の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場の乱れは通り過ぎました。 担当 篠原 今朝、8日7時(世界時7日22時)に、 太陽の南西の端(右下)にある1762黒点群で、 M5.9と大きめの中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131による動画を掲載します。 太陽の端、ぎりぎりのところで発生しています。 爆発の後にループ状のプロミネンスが美しく見えています。 このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 SOHO衛星の写真が更新されていないので、 STEREO Ahead衛星COR2の写真を紹介します。 地球から見ると、太陽の右下に向かって噴き出しているはずですが、 太陽の右の向こう側にあるこの衛星からは、 左下方向に噴き出しています。 地球への影響はほとんどなさそうです。 太陽は、中央部に1765黒点が残っていますが、 フレアの活動はほとんど起こしていません。 1762群が西の端に没した後は、静かになりそうです。 太陽風は、速度は410km/秒と昨日からほとんど変わっていませんが、 磁場強度は次第に弱まって、 13nTから現在は6nT程度に下がっています。 値としては、平均的な強さに戻ったくらいです。 太陽風磁場の南北成分は、 8日0時(世界時7日15時)くらいまでは南に向いていましたが、 それ以降は、北に転じて、現在は0nT付近です。 磁気圏の活動もこれに対応して、 AE指数のグラフは、 前半は1300nTを超える激しい変化が何度も発生していますが、 後半は急に変化が小さくなり、磁気圏は静かになっています。 27日周期の図のIMFのグラフを見ると、 今回の磁場の強まりの様子が良く分かります。 変化は過ぎ去って、太陽風は落ち着きそうですが、 一方、一昨日のニュースでお知らせしていたように、 これから小規模のコロナホールの影響がやって来るかもしれません。 太陽風の速度がいくらか高まるかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、再び高まって、 青線のGOES15で10,000に達しています。 南西の1762黒点群で発生したM5.9の中規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2カメラによる、M5.9フレアに伴って噴出したCME。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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