宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2013/ 1/26 11:45 更新 太陽風の擾乱が到来しました。磁場強度が大きく強まり、速度も上がっています。 担当 篠原 昨日のニュースの直後くらいから、太陽風に変化が到来して、 磁場強度、速度ともに昨日よりも高まっています。 速度の変化は、昨日の昼、25日13時(世界時25日4時)頃から始まりました。 それまでの280km/秒から、330km/秒、350km/秒、380km/秒と 階段を上がるように細かく変化して、今朝からは400km/秒に上がっています。 値としては、平均的な速度ですが、 今後、もう一段上昇するのではないかと思います。 磁場強度も、昨日のニュースの後に7nTくらいにやや高まり、 その後、今日に入った26日2時(世界時25日17時)頃から 15〜18nTと更に大きく高まりました。 その後少し戻して10nTに下がりましたが、 太陽風の磁場は現在も強まった状態が続いています。 磁気圏への影響度を決める磁場の南北成分は、 今朝、26日6〜8時(世界時25日21〜23時)に -10nTと大きく南に振れましたが、 その他の時間帯は北向きの傾向です。 このため、磁気圏の活動は一時的なものになっていて、 AE指数は26日7時(世界時25日22時)くらいから500nTへ高まりましたが、 4時間ほどで下がっています。 現在は磁場が北向きに振れているので、オーロラの活動は静かでしょう。 27日周期の図を見ると、今回の太陽風の変化は、 前周期よりも半日ほど早まって到来しています。 そして、磁場の強まりは前回よりも大きくなっています。 速度の変化はこれから遅れてやって来ると思いますが、 前周期は480km/秒まで上がったので、今回もそのくらいには高まりそうです。 更に上に行くのかどうか、注目してください。 磁気圏の擾乱は、今後の太陽風磁場の振れ具合によります。 磁場強度は高くなっているので、 南に振れれば磁気圏への影響は大きくなりますが、 このまま北寄りに留まる様であれば、 磁気圏は穏やかな状態で推移するでしょう。 太陽の活動は穏やかです。 1661黒点群でBクラスの小さなフレアが起きた程度です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |