宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/12/ 3 12:01 更新 太陽風は300km/秒とかなり低速です。太陽も静かです。 担当 篠原 太陽風の速度は更に低下して、 300km/秒とかなり遅い風になっています。 10nTに強まっていた磁場強度も、 今日に入った頃から弱まり始めて、現在は7nTとやや強いくらいです。 太陽風は穏やかな状態が続いています。 一方、磁気圏の活動度を見ると、 AE指数には、800nT近い変化が発生しています。 データエラーのため少し大きく振れている感じもしますが、 この時間帯に活動度が強まったことは確かです。 ACEの太陽風データと比べると、 この少し前に太陽風磁場の南北成分が-7nTと南に大きく振れています。 この影響で、磁気圏の活動度が高まったのでしょう。 AE指数では、この前後にも小規模の変化が続いています。 この頃は、太陽風の磁場は比較的南寄りに推移していた様です。 現在の太陽風は、速度は一段と下がり、 磁場強度も平均的な強度に戻りつつあります。 このため、磁気圏も穏やかな状態が続くと考えられます。 太陽のフレア活動は、今朝、3日9時(世界時3日0時)に、 東の端でC1.1の小さなフレアが発生した程度です。 GOES衛星X線グラフも、全体の強度が低下していて、 穏やかになっていることを感じさせます。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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