宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/10/24 12:29 更新 昨日、X1.8の大規模フレアが発生しました。1598黒点群は今後も注意が必要でしょう。 担当 篠原 昨日、追加記事でお知らせしましたが、 23日12時(世界時23日3時)に、太陽の南東の1598黒点群で、 X1.8の大規模フレアが発生しました。 Xクラスのフレアは、 7月12日(世界時)のX1.4以来、3ヶ月ぶりの発生です。 また、2012年としては7個目のXフレアです。 GOES衛星のX線カメラとSDO衛星AIA131による動画を掲載します。 このフレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)は特に発生しなかった様です。 昨日の追加記事に書いていた、STEREO Ahead衛星に見えていたCMEは、 この後に1593黒点群で発生したC3.0フレアに関係するものでした。 1598黒点群は、その後もC1〜2程度の小規模フレアを何度も起こしています。 黒点の規模も大きいままで、引き続きフレアに対する注意が必要でしょう。 次第に太陽の中心に近づいているため、 今後の活動でCMEが発生した場合は、地球への影響もより及びやすくなります。 太陽風は、速度が350km/秒に下がり、低速の風が続いています。 磁場強度は、3〜5nTと平均的かやや弱めの状態です。 今日は、磁場の南北成分が -2〜 -3nTと南向きの傾向に変わっています。 このため、磁気圏では弱いオーロラ活動が発生していて、 AE指数は200〜500nTの小規模の変化が連続的に発生しています。 激しくはないでしょうが、 極域ではオーロラの活動を眺めることができたのではないでしょうか。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 1598黒点群で発生したX1.8の大規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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