宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
昨日、M2.0の中規模フレアが、一昨日もM5.5の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/20 --- ---
8/19 14:39 C2.3
13:01 C1.5
11:20 C1.9
08:15 M1.3
07:37 M1.0
04:05 C2.5
00:43 M2.0
8/18 23:14 C7.3
22:29 C2.2
20:41 C2.4
19:26 C1.9
17:49 C1.9
17:29 C2.6
14:58 C6.1
12:01 M1.9
09:41 M5.5
02:07 M1.0
01:04 C1.5
00:21 C1.3

黒点  8/20 (NOAA)
磁場 フレア
1543 3 β C2
1546 1 α ---
1547 3 β ---
1548 7 β M6
1549 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 583 -0.5
-2 h 571 -1.6
-4 h 571 +1.5
-6 h 561 -4.1
-8 h 513 +2.0
-10 h 521 +3.0
-12 h 546 +2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -14 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
8/20 0.5 2x10^2
8/19 0.4 2x10^3
8/18 0.3 3x10^3
8/17 0.4 8x10^2
8/16 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/15 09:25 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速ですが、次第に弱まりそうです。
2012/ 8/16 10:16 太陽風はやや高速です。明日以降、太陽風に変化が到来する可能性があります。
2012/ 8/17 12:32 CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 8/18 13:30 太陽の東端から新しい黒点が姿を現し、Mフレアを4回起こしています(最大M5.5)。
2012/ 8/19 08:01 北東端の黒点群はフレア活動を続けています。太陽風はコロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2012/ 8/20 12:32 更新
500km/秒台後半の高速風が到来しています。太陽のフレア活動は静かになっています。

担当 篠原

昨夕、19日17時(世界時19日8時)ころから、太陽風の速度が上昇を始め、
4時間ほどで550km/秒の高速風になりました。
以降、高速の太陽風が続き、
今日の早朝からは580km/秒と少し速度が増しています。

一方、太陽風の磁場強度は、
昨日は10nTを越える程度の強さに高まっていましたが、
速度が上昇するのと反対にこちらは弱まって、
現在は5nTと平均的な強さに戻っています。

コロナホールによる高速太陽風がやって来ていると考えられます。
変化の様子から、既に最も速度の高い領域に入っているのではないでしょうか。


太陽風磁場の南北成分は、
0nTから北向き(プラス側)に振れている時間帯が長く、
時々、南向き(マイナス側)への変化が見られます。
そして、その時間帯に磁気圏ではオーロラの活動が強まっています。
AE指数では、600〜800nT程度の中規模の変動が、
図の中ほどと後半の2ヶ所に見られます。

南極の昭和基地は曇り空の様で、
全天カメラでは雲越しにオーロラの輝きを見ることができました。
Webを通して昭和基地のオーロラが楽しめるのもあと2ヶ月ほどです。


太陽風は、この後、磁場強度がもう一段弱まると、
高速風も後半に入ります。
コロナホールの大きさから考えると、
明日くらいには速度も下がり始めるかもしれません。


太陽は、昨日の朝(ニュース更新の頃)に、
1548黒点群でM1.0、M1.3と2つの中規模フレアが起きた後、
活動度が急に下がってしまい、
C1〜2のフレアが数回起きた後、X線のグラフは静かになっています。
1548群の活動はここまでなのでしょうか。

SDO衛星の写真が更新されていないので、
今日はSOHO衛星EIT195だけを掲載します。
この写真でも、北東の1548群の輝きは特に目立つほどではありません。



南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、雲越しのオーロラの光。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。