宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 8/20 12:32 更新 500km/秒台後半の高速風が到来しています。太陽のフレア活動は静かになっています。 担当 篠原 昨夕、19日17時(世界時19日8時)ころから、太陽風の速度が上昇を始め、 4時間ほどで550km/秒の高速風になりました。 以降、高速の太陽風が続き、 今日の早朝からは580km/秒と少し速度が増しています。 一方、太陽風の磁場強度は、 昨日は10nTを越える程度の強さに高まっていましたが、 速度が上昇するのと反対にこちらは弱まって、 現在は5nTと平均的な強さに戻っています。 コロナホールによる高速太陽風がやって来ていると考えられます。 変化の様子から、既に最も速度の高い領域に入っているのではないでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTから北向き(プラス側)に振れている時間帯が長く、 時々、南向き(マイナス側)への変化が見られます。 そして、その時間帯に磁気圏ではオーロラの活動が強まっています。 AE指数では、600〜800nT程度の中規模の変動が、 図の中ほどと後半の2ヶ所に見られます。 南極の昭和基地は曇り空の様で、 全天カメラでは雲越しにオーロラの輝きを見ることができました。 Webを通して昭和基地のオーロラが楽しめるのもあと2ヶ月ほどです。 太陽風は、この後、磁場強度がもう一段弱まると、 高速風も後半に入ります。 コロナホールの大きさから考えると、 明日くらいには速度も下がり始めるかもしれません。 太陽は、昨日の朝(ニュース更新の頃)に、 1548黒点群でM1.0、M1.3と2つの中規模フレアが起きた後、 活動度が急に下がってしまい、 C1〜2のフレアが数回起きた後、X線のグラフは静かになっています。 1548群の活動はここまでなのでしょうか。 SDO衛星の写真が更新されていないので、 今日はSOHO衛星EIT195だけを掲載します。 この写真でも、北東の1548群の輝きは特に目立つほどではありません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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