宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:01)
今日、M2.0の中規模フレアが発生しました。
また、M5.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/19 07:37 M1.0
04:05 C2.5
00:43 M2.0
8/18 23:14 C7.3
22:29 C2.2
20:41 C2.4
19:26 C1.9
17:49 C1.9
17:29 C2.6
14:58 C6.1
12:01 M1.9
09:41 M5.5
02:07 M1.0
01:04 C1.5
00:21 C1.3
8/17 22:11 M2.4
17:29 C4.7
14:05 C1.8

黒点  8/18 (NOAA)
磁場 フレア
1543 5 β C2
1546 1 α ---
1547 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 397 +9.0
-2 h 395 +5.2
-4 h 382 -5.8
-6 h 374 -5.7
-8 h 371 +5.6
-10 h 375 +3.4
-12 h 375 +0.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -15 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
8/19 0.3 2x10^3
8/18 0.3 3x10^3
8/17 0.4 8x10^2
8/16 0.4 3x10^2
8/15 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/14 12:25 太陽風の速度がやや高速になっています。太陽ではCMEの噴出が発生しています。
2012/ 8/15 09:25 Cクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速ですが、次第に弱まりそうです。
2012/ 8/16 10:16 太陽風はやや高速です。明日以降、太陽風に変化が到来する可能性があります。
2012/ 8/17 12:32 CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 8/18 13:30 太陽の東端から新しい黒点が姿を現し、Mフレアを4回起こしています(最大M5.5)。
最新のニュース

2012/ 8/19 08:01 更新
北東端の黒点群はフレア活動を続けています。太陽風はコロナホールの影響が始まりそうです。

担当 篠原

太陽の北東から現れた新しい黒点群は、1548黒点群と番号が付きました。
掲載の可視光写真は、昨日の午後の撮影で、
現在はもう少し顔を出していると思います。

活発なフレア活動は続いていて、
昨日のニュース以降も、18日23時(世界時18日14時)にC7.3、
19日1時(世界時18日16時)にM2.0、
その他にもC1〜2のフレアを多数起こしています。

X線のグラフとしては、1日前ころがピークで、
その後少し下がっている印象ですが、
ひと休みして再び活発化することはよく見られるので、
引き続き注目してください。

ただし、黒点の規模はそれほど大きくはない様で、
NOAA/SWPCの予報では、Xクラスに達するフレアの可能性は低い様です。


太陽風は、昨日、磁場強度が6〜7nT程度にやや上がっていましたが、
今日に入って更に上がり、10〜15nTに強まっています。
コロナホールの影響が及び始めたのかもしれません。

太陽風の速度は400km/秒と平均的な速さです。
コロナホールによる速度上昇がこれから始まるかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、現在は北向きになっていますが、
磁場強度が強まっていることと、今後速度が高まった場合、
南向きに振れてオーロラ活動が強まる可能性があります。

昨夜も、一時的に磁場が南に振れて、
AE指数が700nTくらいに強まる変化が見られています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。