宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 7/15 12:39 更新 CMEによる太陽風の乱れが到来し、速度は600km/秒に上昇しています。磁気圏の活動も強まりました。 担当 篠原 深夜、15日2時半(世界時14日17時半)に、太陽風の擾乱がACE衛星にやって来ました。 速度は600km/秒、磁場強度は15nTに急に強まりました。 擾乱は、その後、15日3時過ぎ(世界時14日18時過ぎ)に地球に到着しています。 柿岡地磁気観測所の磁場データでは、18時のところに急な強まりが観測されています。 到来以降に速度はもう少し上がって、650km/秒を前後しています。 X1.4の大規模フレアの発生からちょうど2日後の到来で、 比較的早かったと思いますが、速度の上昇はそれほどでもありませんでした。 一方、太陽風磁場の強度は、その後20nTくらいまで強まっています。 磁場の南北成分は、初めに南向きに大きく振れて、磁気圏活動を強めました。 AE指数のグラフは、1500nTに達する大きな変化を記録しています。 しかし、4時間ほど経った頃から一旦北向きに反転し、 その後は0nT付近で推移するようになっています。 このため磁気圏への影響度も下がり、AE指数の変化の幅は小さくなっています。 現在も太陽風の磁場強度は大きく、高速の状態が続いていますが、 磁場の南北成分が南寄りに戻らなければ、地球への影響は限定的になるでしょう。 放射線帯の高エネルギー電子は、大きく下がっています。 明日、再度上昇している可能性があるので、明日のデータに注目してください。 太陽を見ると、1520黒点群は次第に西に傾いてきました。 昨日は、1521群でM1.0、1520群でC3.2が目立ったフレアで、 その他にC1〜2の小さいフレアが4回発生しています。 太陽の活動も一旦収束となりそうです。 (c) 気象庁地磁気観測所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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