宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、X1.4の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/15 00:39 C2.5
7/14 23:07 C2.4
19:27 C3.3
13:51 M1.0
12:39 C5.0
07:00 C2.4
7/13 01:03 X1.4

黒点  7/15 (NOAA)
磁場 フレア
1519 3 β C2
1520 34 βγδ X1
1521 16 β M1
1522 7 β C1
1523 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 651 +0.1
-2 h 616 +0.0
-4 h 646 +10.6
-6 h 583 -0.6
-8 h 606 -7.4
-10 h 378 -2.9
-12 h 367 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -33 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -38 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.9 8x10^2
7/15 44.0 8x10^3
7/14 27.9 6x10^3
7/13 96.1 5x10^3
7/12 0.6 8x10^3
7/11 1.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/10 13:59 1520黒点群は大きな姿を保っています。太陽風磁場が大きく南に振れ続けて、磁気圏の活動が強まりました。
2012/ 7/11 11:22 1520群はMクラスのフレアを起こしています。太陽風磁場の強い南向きは終わり、磁気圏は落ち着いています。
2012/ 7/12 09:28 太陽のフレア活動は弱まっている様です。太陽風は高速風が続いています。
2012/ 7/13 12:20 X1.4の大規模フレアが発生しました。地球方向にCMEも噴出している様です。
2012/ 7/14 12:39 太陽の活動は落ち着いています。今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが到来すると思われます。
最新のニュース

2012/ 7/15 12:39 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来し、速度は600km/秒に上昇しています。磁気圏の活動も強まりました。

担当 篠原

深夜、15日2時半(世界時14日17時半)に、太陽風の擾乱がACE衛星にやって来ました。
速度は600km/秒、磁場強度は15nTに急に強まりました。
擾乱は、その後、15日3時過ぎ(世界時14日18時過ぎ)に地球に到着しています。
柿岡地磁気観測所の磁場データでは、18時のところに急な強まりが観測されています。

到来以降に速度はもう少し上がって、650km/秒を前後しています。
X1.4の大規模フレアの発生からちょうど2日後の到来で、
比較的早かったと思いますが、速度の上昇はそれほどでもありませんでした。


一方、太陽風磁場の強度は、その後20nTくらいまで強まっています。
磁場の南北成分は、初めに南向きに大きく振れて、磁気圏活動を強めました。
AE指数のグラフは、1500nTに達する大きな変化を記録しています。

しかし、4時間ほど経った頃から一旦北向きに反転し、
その後は0nT付近で推移するようになっています。
このため磁気圏への影響度も下がり、AE指数の変化の幅は小さくなっています。

現在も太陽風の磁場強度は大きく、高速の状態が続いていますが、
磁場の南北成分が南寄りに戻らなければ、地球への影響は限定的になるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、大きく下がっています。
明日、再度上昇している可能性があるので、明日のデータに注目してください。


太陽を見ると、1520黒点群は次第に西に傾いてきました。
昨日は、1521群でM1.0、1520群でC3.2が目立ったフレアで、
その他にC1〜2の小さいフレアが4回発生しています。
太陽の活動も一旦収束となりそうです。



茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。
(c) 気象庁地磁気観測所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。