宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
また、X1.4の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/14 07:00 C2.4
7/13 01:03 X1.4
7/12 23:48 C2.0
16:53 C3.1
10:22 C4.0
06:40 C5.1

黒点  7/14 (NOAA)
磁場 フレア
1519 1 α C2
1520 33 βγδ X1
1521 16 β C2
1522 5 β ---
1523 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 331 +1.5
-2 h 337 +0.5
-4 h 339 -1.5
-6 h 346 -0.6
-8 h 341 +0.2
-10 h 345 -0.4
-12 h 349 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -11 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 26 5x10^3
7/14 28 6x10^3
7/13 96 5x10^3
7/12 1 8x10^3
7/11 1 6x10^3
7/10 8 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/ 9 09:31 1515黒点群は、M6.9の中規模フレアなど活発に活動していますが、間もなく西に没します。
2012/ 7/10 13:59 1520黒点群は大きな姿を保っています。太陽風磁場が大きく南に振れ続けて、磁気圏の活動が強まりました。
2012/ 7/11 11:22 1520群はMクラスのフレアを起こしています。太陽風磁場の強い南向きは終わり、磁気圏は落ち着いています。
2012/ 7/12 09:28 太陽のフレア活動は弱まっている様です。太陽風は高速風が続いています。
2012/ 7/13 12:20 X1.4の大規模フレアが発生しました。地球方向にCMEも噴出している様です。
最新のニュース

2012/ 7/14 12:39 更新
太陽の活動は落ち着いています。今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが到来すると思われます。

担当 篠原

昨日のX1.4フレア以降、太陽の活動は一先ず落ち着いています。
C1〜2と小さなフレアが4〜5回発生した程度です。

しかし、1520黒点群は現在も大きな姿を保ち、
となりの1521黒点群もCクラスのフレアを起こしています。
引き続き太陽のフレア活動に注目してください。


太陽風は、更に速度が下がって330km/秒の低速風に変わっています。
磁場強度は4〜5nTで、平均的な強さです。

磁気圏も静かで、AE指数はほとんど変化していません。
昭和基地の全天カメラのページが復活していますが、
今日の写真は真っ暗な星空です。


今夜から明日にかけて、
X1.4のフレアに伴って発生したCMEによる太陽風の乱れが地球に到来すると思われます。

Spaceweather.comの記事に到来時刻の予想が掲載されています。
それによると、日本時間14日18時半の前後7時間程度と見積もられていて、
早ければ今日の午後にも到来するのかもしれません。
シミュレーションの動画も紹介されています。
太陽からコロナのガスが噴き出して行く様子をご覧ください。

到来時間が早ければそれだけ擾乱の速度も高く、地球への影響も大きくなります。
また、太陽風の磁場強度が強まることが予想されますが、
南北成分が大きく南に振れた場合は、
激しい磁気嵐やオーロラの活動をもたらすでしょう。
今後のACE衛星のデータや、地上データの変化に注目してください。



SDO衛星の可視光写真による、1520黒点群と1521黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。