宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/14 09:37 更新 M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。 担当 篠原 大きく発達していた1504黒点群で、 昨夜、13日21時(世界時13日13時)に、M1.2の中規模フレアが発生しました。 その様子を、GOES衛星のX線カメラによる動画で紹介します。 ただし、フレアの最大の時間帯の写真が欠落していて、 物足りない印象の動画になっています。 X線のグラフを見ると、長時間にわたってX線の強まりが続くタイプのフレアです。 そして、この変化に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 STEREO Behindのコロナグラフの動画を掲載します。 太陽の左奥側から地球方向を振り返ったような映像です。 右下に向かってCMEの白いガスが噴き出しています。 この噴き出しは、SOHO衛星でも見えていますが、 現時点では、広がって行く時間帯のデータが欠けていて見ることができません。 (後ほど追加公開されると思います) 地球から見ると、南方向に偏っていますが、ほぼ正面で発生した現象なので、 太陽風の乱れがやって来ると思います。 地球まで3日程度かかると考えると、 明後日の16日午後から17日にかけての到来になるのではないでしょうか。 速度の大きな乱れは来ないと思いますが、磁場の強まりがやって来て、 磁気圏活動を活発化させる可能性があります。 太陽では、今朝にも1504黒点群でC6.8の大きめのCクラスフレアが発生しています。 引き続き、これらの黒点群の活動に注意してください。 太陽風は、速度は380km/秒、磁場強度は4〜5nTとどちらも平均的な状態です。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193にはコロナホールも見られず、 CMEに関係した突発性の擾乱をのぞくと、 基本的には太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Behind衛星による、M1.2のフレアに伴って発生したCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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