宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:37)
今日、C6.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/14 04:17 C6.8
03:47 C2.8
00:24 C6.2
6/13 21:34 M1.2
18:12 C2.7
12:13 C2.2
09:26 C1.9
6/12 15:37 C2.0
12:11 C2.2

黒点  6/13 (NOAA)
磁場 フレア
1494 1 α ---
1499 3 β C2
1504 24 β M1
1505 13 β C2
1506 9 α C2
1507 22 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 387 +1.0
-2 h 379 -1.8
-4 h 383 +1.2
-6 h 382 +0.9
-8 h 386 -0.3
-10 h 378 +0.8
-12 h 393 +0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
6/14 0.3 1x10^3
6/13 0.3 1x10^3
6/12 0.3 9x10^3
6/11 0.3 2x10^4
6/10 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/ 9 14:51 CMEが発生しています。太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。
2012/ 6/10 13:32 Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は平均的な風になり、磁気圏も穏やかです。
2012/ 6/11 12:15 黒点数の推移を紹介します。太陽はM1のフレアが発生しています。太陽風は穏やかです。
2012/ 6/12 12:00 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 6/13 15:37 1504黒点群が目立っています。太陽風磁場は弱まり、太陽風はやや低速です。
最新のニュース

2012/ 6/14 09:37 更新
M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

大きく発達していた1504黒点群で、
昨夜、13日21時(世界時13日13時)に、M1.2の中規模フレアが発生しました。
その様子を、GOES衛星のX線カメラによる動画で紹介します。
ただし、フレアの最大の時間帯の写真が欠落していて、
物足りない印象の動画になっています。

X線のグラフを見ると、長時間にわたってX線の強まりが続くタイプのフレアです。
そして、この変化に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
STEREO Behindのコロナグラフの動画を掲載します。
太陽の左奥側から地球方向を振り返ったような映像です。
右下に向かってCMEの白いガスが噴き出しています。

この噴き出しは、SOHO衛星でも見えていますが、
現時点では、広がって行く時間帯のデータが欠けていて見ることができません。
(後ほど追加公開されると思います)

地球から見ると、南方向に偏っていますが、ほぼ正面で発生した現象なので、
太陽風の乱れがやって来ると思います。
地球まで3日程度かかると考えると、
明後日の16日午後から17日にかけての到来になるのではないでしょうか。
速度の大きな乱れは来ないと思いますが、磁場の強まりがやって来て、
磁気圏活動を活発化させる可能性があります。


太陽では、今朝にも1504黒点群でC6.8の大きめのCクラスフレアが発生しています。
引き続き、これらの黒点群の活動に注意してください。


太陽風は、速度は380km/秒、磁場強度は4〜5nTとどちらも平均的な状態です。
磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。

SDO衛星AIA193にはコロナホールも見られず、
CMEに関係した突発性の擾乱をのぞくと、
基本的には太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



GOES-15のX線カメラによるM1.2フレアの様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Behind衛星による、M1.2のフレアに伴って発生したCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。