宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/12 12:00 更新 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。 担当 篠原 太陽風磁場が南向きに振れ続け、活発な磁気圏活動が発生しています。 昨日のニュース以降、太陽風の磁場強度はゆっくりと強まり、 昨日の5nTから、今朝、12日5時(世界時11日20時)頃には10nTに達しました。 その間、磁場の南北成分は安定した南向きが続きました。 -4nTから次第に強まり、 日本時間で今日の早朝には、-10nTまで大きく強まりました。 その間、太陽風の速度は400〜430km/秒と平均的な状態で安定しています。 磁場変化の様子から、7日か8日に太陽で発生したCMEによって、 磁場のかたまりが流れて来たのかもしれません。 この影響で、AE指数は、500nTから1000nTに達する活発な変動が 1日を通して観測されています。 その中の、世界時11日18〜20時の南極・昭和基地のオーロラを動画で紹介します。 途中、激しい輝きが空を右から左に横断していきます。 素晴らしい光景です。 現在の太陽風の磁場は、南北成分が南向きから0nT付近に切り替わっています。 太陽風磁場の大まかな方向が反転しているところの様です。 このため、太陽風の磁場強度の強まりはもうしばらく続くかもしれませんが、 南向きへの偏りは弱まり、その場合は磁気圏変動も規模が小さくなるでしょう。 Dst指数(京都大学WDC)も、今回の太陽風の乱れに関係して、 -60nTの変化を記録しています。 赤道を取り巻く環電流が発達して、小規模の磁気嵐になっているようです。 また、放射線帯の高エネルギー電子は、激しく変動しています。 変動が終わる頃に、大きく強まっている可能性もあるので、 明日のデータに注目してください。 太陽は、1507黒点群でC1台の小さなフレアが頻繁に発生しています。 となりの1504黒点群と共に、黒点の形が変化を続けており、 今後も、小中規模のフレアを起こす可能性があります。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影された活発なオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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