宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、M1.9の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 04:55 C2.1
01:43 M1.9
6/ 9 19:49 M2.0
6/ 8 16:11 C4.9
11:50 C7.7
04:27 C1.9
00:26 C9.2

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
1493 1 α C5
1494 1 α C8
1496 1 α ---
1497 6 β ---
1499 7 βγ M2
1504 6 β ---
1505 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 414 +3.3
-2 h 410 +3.4
-4 h 418 +4.3
-6 h 427 +3.1
-8 h 437 +2.2
-10 h 437 +0.3
-12 h 439 +3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
6/10 0.3 2x10^4
6/ 9 0.4 3x10^4
6/ 8 0.3 3x10^4
6/ 7 0.3 4x10^4
6/ 6 0.3 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/ 5 09:29 金星の太陽面通過は明日です。太陽風の速度は600km/秒台後半に上がっています。
2012/ 6/ 6 17:47 金星の太陽面通過が観測されました。太陽風は700km/秒台の高速風になっています。
2012/ 6/ 7 11:07 M2の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、650km/秒と下がりつつあります。
2012/ 6/ 8 15:18 大きめのCクラスフレアが2回発生しました。高速の太陽風は続いていますが、速度は低下傾向です。
2012/ 6/ 9 14:51 CMEが発生しています。太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。
最新のニュース

2012/ 6/10 13:32 更新
Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は平均的な風になり、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

昨夜、1499黒点群でMクラスの中規模フレアが2回発生しました。
9日20時半(世界時9日11時半)のM1.9と、
10日2時(世界時9日17時)のM1.8です。
GOES衛星のX線のグラフの真ん中に、2本並ぶようにフレアの変化が発生しています。

また、並行するように、
東南の端から現れた新しい活動領域でもフレアの活動が起きています。
この領域には、1504黒点群、1505黒点群という番号が付けられました。
また、東端の北半球側からも新しい黒点が顔を出しています。

今後はこちらの活動領域の動きに注意が必要でしょう。


太陽風は引き続き速度が低下し、
現在、400km/秒と平均的な速度に戻っています(ACEの図の黄色線)。
磁場強度(白線)も、4〜6nTと平均的な強度です。

27日周期の図で前周期の変化を参考にすると(5月14日以降の変化)、
速度の低下はこの辺りまでで終わって(300km/秒台まで下がらず)、
今後は400km/秒前後の穏やかな風が続きそうです。

磁気圏のオーロラ活動も静かになっています。
AE指数のグラフはほとんど変化していません。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い状態を保っています。
太陽風が穏やかになると、高エネルギー電子の減少はとてもゆっくりです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。