宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/ 7 11:07 更新 M2の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、650km/秒と下がりつつあります。 担当 篠原 昨日の金星の太陽面通過の様子を、 SDO衛星AIA193と304の動画で紹介します。 もっときれいな動画は、2012 Venus Transit Dataで見ることができます。 「View Movie」をどんどん押してみて下さい。 また、野辺山の電波ヘリオグラフの様子は、こちらのページへどうぞ。 また、SpaceWeather.comでは、各地から寄せられた写真を紹介しています。 日没の太陽に金星の影が重なる写真が印象的です。 さて、その太陽では、 早朝、7日5時(世界時6日20時)にM2.1の中規模フレアが発生しました。 場所は、南半球の中央の1494黒点群です。 太陽面には黒点群はいくつも見えていますが、 特に活動が強まっている様子はなく、 この後も太陽は現状程度の活動を続けそうです。 太陽風は、700km/秒とかなり高い速度が続いていましたが、 ピークは過ぎたようで、現在は650km/秒近くに下がりつつあります。 磁場強度も4nTから3nTへもう一段下がり、 高速風領域は後半に入っていると思われます。 SDO AIA193を見ると、今回の高速太陽風をもたらしたコロナホールは、 太陽の西側へだいぶ回っています。 高速風の影響ももう3日くらいでしょうか。 磁気圏のオーロラは活動的な状態が続いています。 AE指数のグラフは、700nT前後の中規模の活動が頻繁に発生しています。 ACEのグラフで太陽風磁場の南北成分(赤線)を見ると、 -3〜-4nTくらいの南向きによく振れています。 この変化に高速風が重なって活発な活動を起こしたのでしょう。 現在は磁場強度が下がり、速度も低下の傾向を見せているため、 今後は磁気圏の変動も次第に弱くなって行くでしょう。 今回の高速太陽風の影響で、放射線体の高エネルギー電子が大きく増加しています。 GOES15の青線は10,000を超え、GOES13の赤線も迫っています。 SDO衛星で観測された、金星の太陽面通過。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) AU,AL指数とAE,AO指数のグラフ。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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