宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:18)
今日、C9.2の小規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 8 11:50 C7.7
04:27 C1.9
00:26 C9.2
6/ 7 23:18 C2.7
21:04 C2.0
08:54 C1.7
04:54 M2.2
6/ 6 11:11 C1.8
05:48 C4.3

黒点  6/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1493 9 βγ C2
1494 5 βγ M2
1496 1 α ---
1497 5 β ---
1498 4 β C2
1499 14 βγ C9

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:06 571 -0.7
-2 h 567 -0.5
-4 h 587 -0.7
-6 h 611 -0.1
-8 h 622 -0.7
-10 h 629 -0.1
-12 h 620 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
15:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
6/ 8 0.3 3x10^4
6/ 7 0.3 4x10^4
6/ 6 0.3 6x10^3
6/ 5 0.3 8x10^2
6/ 4 0.4 9x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/ 3 12:00 太陽のフレア活動は静かです。太陽風は低速です。金星が太陽に近付いています。
2012/ 6/ 4 12:54 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。Mクラスのフレアも発生しています。
2012/ 6/ 5 09:29 金星の太陽面通過は明日です。太陽風の速度は600km/秒台後半に上がっています。
2012/ 6/ 6 17:47 金星の太陽面通過が観測されました。太陽風は700km/秒台の高速風になっています。
2012/ 6/ 7 11:07 M2の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速ですが、650km/秒と下がりつつあります。
最新のニュース

2012/ 6/ 8 15:18 更新
大きめのCクラスフレアが2回発生しました。高速の太陽風は続いていますが、速度は低下傾向です。

担当 篠原

太陽のフレア活動が続いています。
深夜、8日0時半(世界時7日15時半)に、
太陽中央部の1499黒点群でC9.1と大きめのCクラスフレアが発生し、
お昼の8日12時(世界時8日3時)には、
やや南西の1494黒点群でC7.7のCクラスフレアが発生しました。

GOES衛星のX線カメラの動画を見ると、
あちこちの黒点群でフレアの爆発が発生しています。
今後も、Mクラスなどを含めてフレアが続く可能性があります。


一方、太陽風はまた少し速度が下がって、昨日の650km/秒から、
現在は570km/秒になっています。
現在も高速の状態は続いていますが、その勢いはだいぶ下がってきました。

SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールはすっかり西の端に遠ざかっています。
高速風も明日くらいまでかもしれません。

磁気圏の活動も、AE指数で500nT程度の変化が見られる程度に弱まっています。
こちらも時間とともに更に静かになって行くでしょう。

この高速風が通り過ぎると、しばらく穏やかな太陽風が続きそうです。
SDO衛星AIA193の東側(左側)には大きなコロナホールは特に見られず、
27日周期の図も、前周期の5月15日以降の変化は穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高いレベルが続いています。
太陽風が落ち着くと、この高い状態はしばらく続く可能性があります。




SOHO衛星LASCOカメラを、金星が左から右に太陽を横切っています。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。