宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 5/31 09:10 更新 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの大きな広がりが見えてきました。 担当 篠原 GOES衛星のX線グラフの強度が少し高まってきました。 太陽の東端の向こう側にある活動領域が、 こちらに近づいているためだと思います(1枚目の写真)。 どの様な領域が現われるのか注目してください。 太陽では、特に目立った活動はなく、穏やかな状態が続いています。 太陽風は、400〜440km/秒と平均的な速度が安定して続いています。 磁場強度も、8nT前後とやや強まった状態ですが、安定しています。 27日周期の図によると、 速度は少し上がっていますが、前周期の変化とよく似た状態です。 コロナホールの影響が始まるまで、このままの状態が続くのかもしれません。 そのコロナホールは、SDO衛星AIA193の写真で少しずつ姿を現しています。 今日の写真では、東側の半分ほどにまで進んでいます。 今後、太陽の中心まで3日、高速風の到来にもう3日程度と見積もると、 6月6日前後に影響が始まると予想できそうです。 磁気圏は、小中規模の活動が2〜3回発生していますが、 比較的穏やかな状態です。 ただし、太陽風磁場の強度がやや強まっているので、 南北成分が南向きに大きく振れるなどして、 磁気圏の活動を強める可能性があります。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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