宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 3/22 11:43 更新 新しい黒点群が発生し、小規模フレアを起こしています。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 太陽の南半球側に新しく1440黒点群が現われました。 現れてすぐに、C2.9、C1.2、C1.1などの小規模フレアを起こし、 小さいながら活動が目立っています。 X線のグラフも急ににぎやかになっています。 今後、更に発達するかどうか注目して下さい。 SOHO衛星LASCO C3では、 太陽全体を包むように広がるフルハロー型のCMEが観測されています。 STEREO衛星を参考にすると、太陽の裏側で起きた現象です。 地球への影響はありません。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度も4nT前後と平均的な強さです。 磁場の南北成分は、+3nT〜-3nTの間をゆっくりと変化しています。 それに合わせて、AE指数も200〜400nTくらいの変化が発生していて、 オーロラの弱い活動も見られた様です。 この後も、太陽風は400km/秒前後の穏やかな風が続くと思われます。 27日周期の図を見ると、 昨日お知らせしたセクターの切り替わりはまだ来ていません。 過去半年ほどの太陽風の変化を見ると、 セクターの境界は周期ごとに27日よりも1〜2日くらい遅れて来ています。 そう考えると、今周期のセクター境界の到来は今日になるのかもしれません。 放射線帯高エネルギー電子は、今日も高いレベルを保っています。 こちらの減少はゆっくりとなるでしょう。 明日から来週の月曜日まで和歌山に出張します。 またしばらく、更新が不定期で記事も簡単になってしまいそうです。 申し訳ありません。 SOHO衛星LASCO C3による、太陽の裏側で発生したCME。太陽全体を包むように広がるフルハロー型に見えています。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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