宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:43)
昨日、C3.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/22 --- ---
3/21 21:37 C3.0
08:41 C1.7
3/20 06:55 C3.5

黒点  3/22 (NOAA)
磁場 フレア
1433 1 α ---
1434 2 β C4
1435 2 α ---
1438 2 α ---
1440 5 βγδ C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 384 -1.5
-2 h 377 -0.3
-4 h 373 +2.1
-6 h 388 -1.0
-8 h 393 -1.3
-10 h 379 +0.5
-12 h 394 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -17 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^4
3/22 0.3 4x10^4
3/21 0.4 5x10^4
3/20 0.4 5x10^4
3/19 0.5 5x10^4
3/18 0.5 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/15 14:02 高速の太陽風が続いていました。明日くらいから次の擾乱が始まりそうです。
2012/ 3/16 10:38 太陽風の乱れが到来し、活発な磁気圏活動が発生しました。ニュージーランドのオーロラをご覧下さい。
2012/ 3/19 16:04 高速の太陽風が続いています。太陽の活動は穏やかです。
2012/ 3/20 11:26 太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。太陽も概ね静穏です。
2012/ 3/21 12:09 太陽風は平均的な速度になっています。太陽の活動も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 3/22 11:43 更新
新しい黒点群が発生し、小規模フレアを起こしています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の南半球側に新しく1440黒点群が現われました。
現れてすぐに、C2.9、C1.2、C1.1などの小規模フレアを起こし、
小さいながら活動が目立っています。
X線のグラフも急ににぎやかになっています。
今後、更に発達するかどうか注目して下さい。

SOHO衛星LASCO C3では、
太陽全体を包むように広がるフルハロー型のCMEが観測されています。
STEREO衛星を参考にすると、太陽の裏側で起きた現象です。
地球への影響はありません。


太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も4nT前後と平均的な強さです。

磁場の南北成分は、+3nT〜-3nTの間をゆっくりと変化しています。
それに合わせて、AE指数も200〜400nTくらいの変化が発生していて、
オーロラの弱い活動も見られた様です。


この後も、太陽風は400km/秒前後の穏やかな風が続くと思われます。

27日周期の図を見ると、
昨日お知らせしたセクターの切り替わりはまだ来ていません。
過去半年ほどの太陽風の変化を見ると、
セクターの境界は周期ごとに27日よりも1〜2日くらい遅れて来ています。
そう考えると、今周期のセクター境界の到来は今日になるのかもしれません。


放射線帯高エネルギー電子は、今日も高いレベルを保っています。
こちらの減少はゆっくりとなるでしょう。



明日から来週の月曜日まで和歌山に出張します。
またしばらく、更新が不定期で記事も簡単になってしまいそうです。
申し訳ありません。



SOHO衛星LASCO C3による、太陽の裏側で発生したCME。太陽全体を包むように広がるフルハロー型に見えています。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。