宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 3/20 11:26 更新 太陽風の速度は下がり、高速風は終わりつつあります。太陽も概ね静穏です。 担当 篠原 フィンランド、Oulu(北緯65度)にお住いの小松兼一さんより、 現地16日22時(日本時間17日5時、世界時16日20時)頃に撮影された 美しいオーロラの写真が届きました。 Ouluの街明かりの上に輝くオーロラの様子をどうぞご覧ください。 2枚目の写真は白樺の木々の間に見えたオーロラだそうです。 15日にやってきた太陽風の乱れの真っ最中に撮影されたオーロラです。 本当は撮影直後に送ってくださっていたのですが、 出張と停電の関係で掲載が遅くなってしまいました。 小松さんは昨年11月からOuluにお住いとのことで、 この夜は、市内の街明かりの中でも十分見ることができ、 郊外へ出ると、月明かりの様に足下が明るく照らされることもあったそうです。 フィンランドのオーロラは初掲載です。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、コロナホールの影響も終わりに近づいているようです。 昨夜より、磁場強度は5nTから3nTに弱まり、 速度は、530km/秒から450km/秒に下がっています。 この後も、穏やかな太陽風に変わって行きそうです。 これに合わせるように、AE指数のグラフも、 変化は200〜500nTとやや小さくなっています。 太陽風の弱まりとともに、今後も変化は小さくなって行くでしょう。 SDO衛星AIA193によると、現在の太陽コロナは、 中心付近に小さいコロナホールが見えますが、 この大きさでは、特に大きな影響はないでしょう。 その他にはコロナホールも見られず、しばらく静かな太陽風が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10000の警戒レベルを超えています。 太陽風が穏やかになると、今後の減少はゆっくりと進みます。 まだ数日にわたって高い状態が続く可能性があります。 太陽では、今朝、20日7時(世界時19日22時)に C3.5の小規模フレアが1434黒点群で発生しています。 しかし、1434群は特に発達する様子もなく、このまま西に没して行きそうです。 そして、太陽はしばらく静かになりそうです。 フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時13分のオーロラ。 (c) 小松兼一氏 フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時08分のオーロラ。 (c) 小松兼一氏 フィンランド、Ouluの小松兼一さんによる、現地16日22時35分のオーロラ。 (c) 小松兼一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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