宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (16:04)
昨日、M1.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/19 --- ---
3/18 09:22 C1.9
05:32 M1.4
3/17 02:05 C1.9

黒点  3/19 (NOAA)
磁場 フレア
1433 1 α ---
1434 5 β M1
1435 7 β ---
1436 1 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:56 535 -1.6
-2 h 516 -1.2
-4 h 511 -5.0
-6 h 507 -0.2
-8 h 520 -2.4
-10 h 509 -2.0
-12 h 522 -1.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
16:30 -27 -/ -
-2 h -36 -/ -
-4 h -42 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -34 -/ -
-12 h -34 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^3
3/19 0.5 5x10^4
3/18 0.5 4x10^4
3/17 1.2 5x10^4
3/16 3.8 7x10^3
3/15 51.7 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/12 11:01 太陽風はやや高速です。9日の素晴らしいオーロラの写真をご覧下さい。
2012/ 3/13 11:18 CMEによる太陽風の乱れがやって来ました。磁気圏の活動も大きく高まりました。
2012/ 3/14 10:37 M7.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
2012/ 3/15 14:02 高速の太陽風が続いていました。明日くらいから次の擾乱が始まりそうです。
2012/ 3/16 10:38 太陽風の乱れが到来し、活発な磁気圏活動が発生しました。ニュージーランドのオーロラをご覧下さい。
最新のニュース

2012/ 3/19 16:04 更新
高速の太陽風が続いています。太陽の活動は穏やかです。

担当 篠原

土日の2日間、完全に音信不通になり申し訳ありませんでした。
学校の保守停電のため、ネットワークが不通になっていました。
お尋ねのメールも頂いた様ですが、そのほとんどは受信できませんでした。
申し訳ありません。ご心配どうもありがとうございます。
今日以降はいつも通り運用を行います。


太陽風は、高速の状態が続いています(7日幅のACEの図を1枚目に掲載します)。
前回の16日のニュース以降、2日ほど650〜700km/秒と高い速度が続きました。
昨日、18日9時(世界時18日0時)頃から下がり始め、
昨夜のうちに500km/秒ほどになって、その後は半日ほど安定しています。
下がりましたが、速度としてはまだ高速風が続いています。

磁場強度は、5nT前後で推移しています。
南北成分は、南寄りの傾向が続いていて、
このため、磁気圏ではオーロラ活動が比較的活発に続いていたようです。
16〜18日のAE指数は500nT程度の変化が頻繁に発生しています。

15日にやって来た、CMEによる太陽風の乱れに続いて、
コロナホールによる高速風が重なったためだと思います。


太陽は、一昨日、18日3時半(世界時17日5時半)にM1.3の中規模フレアが起きていますが、
以降は、大きなフレアは起きていません。

GOES衛星のX線動画を見ると、
南西(右下)の1434、1435黒点群付近で小さな変動が続いています。
この領域の変化が更に強まるようだと、注意が必要になるでしょう。

SOHO衛星LASCO C3では、
太陽全体を包むように広がる、フルハローのCMEが見えています。
しかし、これは太陽の裏側で起きた現象です。
活発に活動していた1429黒点群が起こしたのではないでしょうか。


また、放射線帯の高エネルギー電子の強まった状態が続いています。



2日とはいえ更新を休んだので、今日はニュースが書きにくい感じがします。
合計10日間の出張で、久しぶりに高専に戻ってきた影響もありそうです。
更新の時刻も遅くなって、すみません。



ACEによる、7日幅の太陽風の変化。速度は黄色線です。
(c) NOAA/SWPC


SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の裏側へ噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)、SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。