宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:02)
今日、M2.8の中規模フレアが発生しました。
また、M8.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子が非常に強まっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/15 00:08 M2.8
3/14 02:08 M8.0
01:28 C2.4
3/13 15:50 C3.2
09:21 C4.1

黒点  3/15 (NOAA)
磁場 フレア
1429 6 β M8
1432 19 βγ M3
1433 9 β C1
1434 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 453 -1.8
-2 h 472 -2.7
-4 h 520 -4.6
-6 h 501 -1.7
-8 h 486 -2.7
-10 h 508 -1.9
-12 h 502 -2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -49 -/ -
-2 h -50 -/ -
-4 h -46 -/ -
-6 h -36 -/ -
-8 h -46 -/ -
-10 h -45 -/ -
-12 h -48 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 13 2x10^4
3/15 52 4x10^4
3/14 469 2x10^4
3/13 24 5x10^3
3/12 71 5x10^4
3/11 144 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/10 13:40 太陽風の磁場が大きく南を向き、激しい磁気圏の擾乱が発生しました。
2012/ 3/11 15:56 太陽風の乱れは終わりました。続いて、次の乱れが到来しそうです。
2012/ 3/12 11:01 太陽風はやや高速です。9日の素晴らしいオーロラの写真をご覧下さい。
2012/ 3/13 11:18 CMEによる太陽風の乱れがやって来ました。磁気圏の活動も大きく高まりました。
2012/ 3/14 10:37 M7.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。
最新のニュース

2012/ 3/15 14:02 更新
高速の太陽風が続いていました。明日くらいから次の擾乱が始まりそうです。

担当 篠原

昨日以降、500km/秒前後の高速の太陽風が続いていました。
しかし、15日12時(世界時15日3時)頃に、
450km/秒へ一段下がる変化が起きています。

一方、磁場強度は、平均的な値である
5nT付近で安定しています。
南北成分は南向きの傾向が続いていて、
-2〜 -4nTで推移しています。

このため、磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数は500nTほどの変化がずっと続いています。
極域では、頻繁にオーロラが見えているのかもしれません。

今後の太陽風の変化として、
昨日未明に発生したM7.9の中規模フレアに伴う
CMEの乱れが地球に近付いています。
明日、16日の昼から夜にかけて、
速度の高い太陽風が到来する可能性があります。
磁場が強く南に向いた場合、
激しい磁気圏活動が発生する可能性があります。

また、太陽コロナ写真では、
コロナホールは太陽の中心をやや通り過ぎ、
こちらからの高速風も16、17日頃にやって来そうです。


太陽は、1429黒点群が西に没して、
やや寂しい姿になっています。

15日0時(世界時14日15時)に、
太陽の中心に見える1432黒点群で
M2,8の中規模フレアが発生し、
その後も、小さなフレア活動が続いています。
今後、活動が高まるのかどうか、注目して下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。