宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 3/14 10:37 更新 M7.9の中規模フレアが発生し、CMEも噴出しています。 担当 篠原 昨夜、14日2時(世界時13日17時)に、 1429黒点群でM7.9の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 1429黒点群は、太陽の西の端にかなり近づいています。 地球側での最後の大きな爆発になるかもしれません。 このフレアに伴って、CMEが噴出しています。 SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧ください。 太陽の右側により多くガスが噴き出していますが、 太陽の左側にもある程度の広がりが見えています。 このため、地球へも太陽風の乱れがある程度向かっているようです。 到来まで2日半から3日程度と考えると、 明後日、16日の昼から夜くらいに 太陽風の乱れが始まるかもしれません。 また、このフレアによって、 高エネルギー陽子の数も増えています。 これは、SOHOの動画にも見えていて、 白くちらちらしたノイズが増えています。 太陽風は、昨日のニュース以降特に乱れはなく、 昨日の乱れはCMEの到来だった様です。 速度は600km/秒から500km/秒へゆっくり下がっています。 まだ、高速の状態です。 磁場強度は5nTと平均的な強さです。 弱い南向きが続いていて、 AE指数は小さい変動が続いています。 SDO衛星の太陽コロナ写真によると、 コロナホールば太陽の中央部に広がっています。 3日後の17日頃には、 高速風の影響が大きくなっていると思われます。 ただ、16日には上記のCMEの乱れも到来しそうです。 太陽風の変化は、2つの乱れが重なることになりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、再び高まって、 警戒レベルの10000に近付いています。 SDO AIA193による、M7.9の中規模フレア。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C3による、M7.9のフレアに伴って発生したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |