宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 1/22 14:02 更新 太陽風の磁場強度が強まっています。これからCMEの影響で、太陽風・磁気圏に擾乱が発生するかもしれません。 担当 篠原 昨日の昼、21日13時(世界時21日4時)に、ACE衛星の太陽風データに 小さな太陽風の強まりが観測されました。 磁場強度は5nTから10nT弱に、プラズマ密度は1個/cm^3から10個/cm^3に、 そして、速度は300km/秒から350km/秒にそれぞれ高まっています。 発生から24時間ほど経ってしまったため、 掲載のACEのグラフにはもう見えていません。 350km/秒という速度から考えると、 17日のニュースでお知らせした16日に発生したCMEの影響が、 5日かかって地球まで到達したのかもしれません。 太陽風の速度は、すぐに320km/秒ほどに下がったのですが、 磁場強度は更に強まり、現在13nTに上がっています。 しかし、磁場の南北成分が北を向いているため、磁気圏への影響は弱く、 AE指数では500nT前後の中小規模の変化が2回ほど発生している程度です。 世界時21日23時前後にトロムソで観測されたオーロラの動画を掲載します。 AE指数のグラフでは200nTほどの小さな変化(これは速報値です)ですが、 観測場所が良かったのでしょう、きれいなオーロラが撮影されています。 磁場が強まったまま、今後、磁場が南向きに切り替わると、 速度が遅いために激しくはならないでしょうが、 ある程度活発なオーロラ活動が発生する可能性があります。 また、今夜以降は、20日のCMEの影響も到来すると思われます。 引き続き、太陽風やオーロラ活動に注目してください。 太陽では、先ほど、22日11時(世界時22日2時)に、 1401、1402黒点群付近でC7.2の小規模フレアが発生しています。 X線強度が長時間高まるタイプのフレアで、 CMEも発生している可能性があります。 その場合は、太陽の中心付近で発生しているため、 地球へも影響がやって来るでしょう。 明日には詳しい状況が分かるでしょう。 太陽では、1401、1402黒点群が目立っています。 今後もフレア活動を続けそうです。 ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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