宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:02)
今日、C7.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/22 11:15 C7.2
1/21 22:32 C2.4
1/20 --- ---

黒点  1/22 (NOAA)
磁場 フレア
1401 19 β ---
1402 7 β C1
1405 4 β ---
1407 10 β ---
1408 1 α ---
1409 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 330 +11.0
-2 h 329 +11.4
-4 h 323 +11.7
-6 h 329 +9.8
-8 h 334 +4.1
-10 h 321 +3.1
-12 h 320 +1.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 2 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h -1 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.8 2x10^1
1/22 1.7 6x10^1
1/21 3.5 5x10^1
1/20 1.2 5x10^1
1/19 0.4 4x10^1
1/18 0.5 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/17 11:25 太陽でCクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になり、オーロラの活動も高まっています。
2012/ 1/18 13:01 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1のフレアが発生しました。
2012/ 1/19 10:22 太陽でMクラスのフレアやCMEが発生しています。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。
2012/ 1/20 12:24 M3.2の中規模フレアが発生し、地球方向にCMEが噴出しています。
2012/ 1/21 11:48 太陽は穏やかで、太陽風の速度はかなり遅くなっています。南向き磁場の影響でオーロラがやや強まっています。
最新のニュース

2012/ 1/22 14:02 更新
太陽風の磁場強度が強まっています。これからCMEの影響で、太陽風・磁気圏に擾乱が発生するかもしれません。

担当 篠原

昨日の昼、21日13時(世界時21日4時)に、ACE衛星の太陽風データに
小さな太陽風の強まりが観測されました。
磁場強度は5nTから10nT弱に、プラズマ密度は1個/cm^3から10個/cm^3に、
そして、速度は300km/秒から350km/秒にそれぞれ高まっています。

発生から24時間ほど経ってしまったため、
掲載のACEのグラフにはもう見えていません。

350km/秒という速度から考えると、
17日のニュースでお知らせした16日に発生したCMEの影響が、
5日かかって地球まで到達したのかもしれません。

太陽風の速度は、すぐに320km/秒ほどに下がったのですが、
磁場強度は更に強まり、現在13nTに上がっています。
しかし、磁場の南北成分が北を向いているため、磁気圏への影響は弱く、
AE指数では500nT前後の中小規模の変化が2回ほど発生している程度です。

世界時21日23時前後にトロムソで観測されたオーロラの動画を掲載します。
AE指数のグラフでは200nTほどの小さな変化(これは速報値です)ですが、
観測場所が良かったのでしょう、きれいなオーロラが撮影されています。


磁場が強まったまま、今後、磁場が南向きに切り替わると、
速度が遅いために激しくはならないでしょうが、
ある程度活発なオーロラ活動が発生する可能性があります。

また、今夜以降は、20日のCMEの影響も到来すると思われます。
引き続き、太陽風やオーロラ活動に注目してください。


太陽では、先ほど、22日11時(世界時22日2時)に、
1401、1402黒点群付近でC7.2の小規模フレアが発生しています。
X線強度が長時間高まるタイプのフレアで、
CMEも発生している可能性があります。
その場合は、太陽の中心付近で発生しているため、
地球へも影響がやって来るでしょう。
明日には詳しい状況が分かるでしょう。

太陽では、1401、1402黒点群が目立っています。
今後もフレア活動を続けそうです。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。