宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
昨日、M3.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/20 --- ---
1/19 23:04 M3.2
21:41 C3.3
07:58 C5.2
04:03 M1.7
1/18 18:52 C2.5
03:31 C2.3

黒点  1/20 (NOAA)
磁場 フレア
1399 1 α ---
1401 22 βγ M2
1402 12 β M3
1403 5 β ---
1405 1 α ---
1406 1 α ---
1407 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 367 +1.1
-2 h 366 -0.0
-4 h 362 -0.8
-6 h 359 -0.2
-8 h 354 +1.5
-10 h 352 +1.2
-12 h 354 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -4 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
1/20 0.3 5x10^1
1/19 0.4 4x10^1
1/18 0.5 3x10^1
1/17 0.5 3x10^1
1/16 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/15 11:37 太陽の東端でM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2012/ 1/16 08:56 太陽風に弱い乱れが到来しています。この後、高速風が始まるかもしれません。
2012/ 1/17 11:25 太陽でCクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になり、オーロラの活動も高まっています。
2012/ 1/18 13:01 太陽風は平均的な速度に下がっています。M1のフレアが発生しました。
2012/ 1/19 10:22 太陽でMクラスのフレアやCMEが発生しています。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2012/ 1/20 12:24 更新
M3.2の中規模フレアが発生し、地球方向にCMEが噴出しています。

担当 篠原

昨夜、19日23時(世界時19日14時)に、
1402黒点群でM3.2の中規模フレアが発生しました。
フレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画で掲載します。

GOES衛星のX線グラフでは、半日近い長時間にわたって
滑らかな変化が記録されています。

このフレアに伴って、
CME(太陽ガスの放出現象)がなかなか派手に噴き出しています。
SOHO衛星LASCO C3と、STEREO Behind衛星COR2による動画をどうぞ。

北半球の高めの緯度で発生したため、
全体的に北(上)に偏って噴き出していますが、
SOHOの写真では、CMEのガスは太陽を包むように広がっています。
このため、地球方向にも向かっている様で、
明後日の22日午後から23日にかけて地球に到来する可能性があります。

フレアの規模から、太陽風の速度上昇はあまり大きくないと思いますが、
強い磁場が運ばれてきて、強い南向き磁場が発生した場合など、
磁気嵐や激しいオーロラの活動が発生する可能性があります.

このフレア以外は、太陽の目立った変化はありません。


太陽風は、360〜370km/秒と低速で穏やかです。
磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。

この後は、CMEの擾乱が到来するまでは、
低速の穏やかな太陽風が続来そうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる、M3.2の中規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラと、STEREO Behind COR2カメラによる地球方向のCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。