宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
今日、C3.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/17 08:01 C3.9
00:57 C3.0
1/16 19:30 C5.6
17:07 C4.0
12:11 C6.5
09:15 C4.1
1/15 06:40 C2.1
03:32 C2.9

黒点  1/17 (NOAA)
磁場 フレア
1395 1 α ---
1396 10 β ---
1398 5 β ---
1399 1 α ---
1401 13 β C6
1402 6 β C7
1404 3 β ---
1405 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 461 -0.2
-2 h 460 -0.3
-4 h 457 -0.8
-6 h 491 +1.2
-8 h 504 -1.6
-10 h 496 +2.8
-12 h 474 -2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^1
1/17 0.4 3x10^1
1/16 0.4 2x10^2
1/15 0.3 1x10^2
1/14 0.5 1x10^2
1/13 0.4 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/12 14:55 太陽風速度の高まりは終わって、現在は400km/秒付近です。Cクラスのフレアも起きています。
2012/ 1/13 13:44 コロナホールによる高速の太陽風が始まり、オーロラの活動も発生しています。
2012/ 1/14 14:24 太陽風の速度はやや高速くらいに下がり、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。
2012/ 1/15 11:37 太陽の東端でM1.4の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2012/ 1/16 08:56 太陽風に弱い乱れが到来しています。この後、高速風が始まるかもしれません。
最新のニュース

2012/ 1/17 11:25 更新
太陽でCクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になり、オーロラの活動も高まっています。

担当 篠原

昨日の昼、16日12時(世界時16日3時)頃、
太陽の北東側(左上)の端に近い1402黒点群で、
C6.5の小規模フレアが発生しました。
X線の変化が長時間続くタイプのフレアです。

このフレアの後に見られたポストフレアループの様子を、
SDO衛星AIA171の動画で紹介します。
爆発の後、美しいループが次々に輝いています。

そして、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
こちらは、SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧ください。
太陽の左側に向かって、派手に白いガスが噴き出しています。
地球からは横に向かっているので、影響はほとんどないでしょう。
(CMEの端がいくらか地球に向かっているかもしれません)

太陽では、この後もすぐ近くの1401黒点群でC3.9、C5.5、C3.0、C3.9と、
中くらいのCクラスフレアが続いています。
引き続き太陽の活動に注目してください。


太陽風は、昨夜、16日19時(世界時19日10時)頃から更に速度が上昇し、
500km/秒に達する高速風になりました。
現在は少し下がって、460km/秒とやや高速というくらいです。

速度の上昇に先立って、太陽風の磁場強度が10nTを超えるくらいに強まりました。
その辺りで、-5nTくらいの南向き磁場が到来して、
オーロラの活動を強めました。
ライブカメラによると、アラスカではきれいなオーロラの活動が見られたようです。

AE指数では、最大800nTに達する中規模の活動が発生し、
その後、400nTくらいの小規模の変動が続いています。
磁場の南向きはそれほど強まらなかったので、活動はこの程度で留まっています。


速度が上がり切るとともに、磁場強度は下がって、
現在は5nTと平均的なレベルに戻っています。

コロナホールの規模から考えて、
太陽風速度の高まりは、明日くらいまででしょう。
その後、太陽風は再び低速風に変わると思います。



SDO衛星のAIA171カメラによる、太陽東側のポストフレアループの様子。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3による、太陽東側のCMEの噴出。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。