宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 1/17 11:25 更新 太陽でCクラスのフレアが続いています。太陽風はやや高速になり、オーロラの活動も高まっています。 担当 篠原 昨日の昼、16日12時(世界時16日3時)頃、 太陽の北東側(左上)の端に近い1402黒点群で、 C6.5の小規模フレアが発生しました。 X線の変化が長時間続くタイプのフレアです。 このフレアの後に見られたポストフレアループの様子を、 SDO衛星AIA171の動画で紹介します。 爆発の後、美しいループが次々に輝いています。 そして、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。 こちらは、SOHO衛星LASCO C3の動画をご覧ください。 太陽の左側に向かって、派手に白いガスが噴き出しています。 地球からは横に向かっているので、影響はほとんどないでしょう。 (CMEの端がいくらか地球に向かっているかもしれません) 太陽では、この後もすぐ近くの1401黒点群でC3.9、C5.5、C3.0、C3.9と、 中くらいのCクラスフレアが続いています。 引き続き太陽の活動に注目してください。 太陽風は、昨夜、16日19時(世界時19日10時)頃から更に速度が上昇し、 500km/秒に達する高速風になりました。 現在は少し下がって、460km/秒とやや高速というくらいです。 速度の上昇に先立って、太陽風の磁場強度が10nTを超えるくらいに強まりました。 その辺りで、-5nTくらいの南向き磁場が到来して、 オーロラの活動を強めました。 ライブカメラによると、アラスカではきれいなオーロラの活動が見られたようです。 AE指数では、最大800nTに達する中規模の活動が発生し、 その後、400nTくらいの小規模の変動が続いています。 磁場の南向きはそれほど強まらなかったので、活動はこの程度で留まっています。 速度が上がり切るとともに、磁場強度は下がって、 現在は5nTと平均的なレベルに戻っています。 コロナホールの規模から考えて、 太陽風速度の高まりは、明日くらいまででしょう。 その後、太陽風は再び低速風に変わると思います。 SDO衛星のAIA171カメラによる、太陽東側のポストフレアループの様子。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C3による、太陽東側のCMEの噴出。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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