宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 1/19 10:22 更新 太陽でMクラスのフレアやCMEが発生しています。太陽風は低速になり、磁気圏も静かです。 担当 篠原 今日の早朝、19日4時(世界時18日19時)に、 太陽の東側の1401黒点群でM1.7の中規模フレアが発生しました。 続いて、19日8時(世界時18日23時)には、 西側の1396黒点群でC5.1の小規模フレアが発生しています。 2つの様子を、GOES15衛星のX線写真の動画でご覧ください。 また、これらに先立って、 18日22時(世界時18日13時)頃には、 太陽の南側へ弱いCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。 1399黒点群で発生した小さいフレアに関係しているようです。 CMEは太陽の中心付近で発生していますが、 STEREO BehindのCOR2によると、CMEは南斜めに向かって噴き出しています。 このため、地球への影響は弱いでしょう。 22日か23日くらいの太陽風に小さな変動が見られるかもしれません。 太陽風は、少しずつ速度を下げて、370km/秒と低速風に変わっています。 コロナホールの影響から抜けきった様です。 磁気圏も穏やかで、 AE指数は小さな変化は見られますが、全体としては静かです。 この後、16日に発生したCMEの影響がやって来るかもしれません。 太陽風の磁場や速度に小規模の変化が発生し、 オーロラの活動も高める可能性があります。 しかし、変化としては弱いものに留まりそうです。 それ以降は、低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静かでしょう。 GOES-15のX線カメラによる、太陽の東と西で発生したフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO LASCO C2カメラと、STEREO Behind COR2カメラによる南方向の弱いCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |