宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 1/14 14:24 更新 太陽風の速度はやや高速くらいに下がり、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。 担当 篠原 昨日紹介したフィラメント噴出によるCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、 SOHO衛星LASCO C2、C3カメラの動画で紹介します。 太陽から北に向かって(上向きに)淡いガスが広がっています。 今回のCMEは、あまり濃い現象ではありませんでした。 地球方向への噴き出しは弱そうで、影響は小さいでしょう。 太陽は、C2の小規模フレアが2回発生した程度で、 フレア活動は穏やかです。 1397、1398など新しい黒点群も現れていますが、規模は小さいです。 北半球の東端の向こう側に、活動的な領域があります。 今後、姿を現したときにどのような活動を見せるでしょうか。 太陽風は、昨日の夕方、13日17時(世界時13日8時)頃から速度が下がり始め、 夜半を過ぎる頃に450km/秒まで下がって、以降、安定しています。 多少、コロナホールの影響が残っている感じです。 磁場強度は3〜4nTに弱まっています。 磁気圏のオーロラ活動は穏やかで、 AE指数は、最初に500nTの変化がひとつあるだけで、 以降はほとんど変化していません。 太陽風は一旦落ち着いて、 明後日、16日頃から、 太陽の中心を通りすぎた所に見えるコロナホールの影響が到来しそうです。 SOHO LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北方向に広がるCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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