宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:24)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/14 12:18 C2.2
1/13 15:01 C2.2
1/12 22:10 C3.3

黒点  1/14 (NOAA)
磁場 フレア
1391 11 β C2
1395 2 α C2
1396 10 β C2
1397 4 β ---
1398 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 436 +0.1
-2 h 440 +0.4
-4 h 436 -0.6
-6 h 435 -0.6
-8 h 439 -0.3
-10 h 443 +1.5
-12 h 449 +0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -10 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^1
1/14 0.5 1x10^2
1/13 0.4 7x10^2
1/12 0.3 3x10^2
1/11 0.4 2x10^2
1/10 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/ 9 10:21 太陽風は400km/秒台前半で安定し、磁気圏も静穏です。C5のフレアが発生しています。
2012/ 1/10 09:58 400km/秒台前半の太陽風が続き、弱いオーロラ活動が頻繁に起きています。
2012/ 1/11 13:00 太陽風は460km/秒近くに少し上がっています。C1〜C2のフレアが発生しています。
2012/ 1/12 14:55 太陽風速度の高まりは終わって、現在は400km/秒付近です。Cクラスのフレアも起きています。
2012/ 1/13 13:44 コロナホールによる高速の太陽風が始まり、オーロラの活動も発生しています。
最新のニュース

2012/ 1/14 14:24 更新
太陽風の速度はやや高速くらいに下がり、磁気圏のオーロラ活動も穏やかです。

担当 篠原

昨日紹介したフィラメント噴出によるCME(太陽ガスの放出現象)の様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3カメラの動画で紹介します。
太陽から北に向かって(上向きに)淡いガスが広がっています。
今回のCMEは、あまり濃い現象ではありませんでした。

地球方向への噴き出しは弱そうで、影響は小さいでしょう。

太陽は、C2の小規模フレアが2回発生した程度で、
フレア活動は穏やかです。
1397、1398など新しい黒点群も現れていますが、規模は小さいです。

北半球の東端の向こう側に、活動的な領域があります。
今後、姿を現したときにどのような活動を見せるでしょうか。


太陽風は、昨日の夕方、13日17時(世界時13日8時)頃から速度が下がり始め、
夜半を過ぎる頃に450km/秒まで下がって、以降、安定しています。
多少、コロナホールの影響が残っている感じです。

磁場強度は3〜4nTに弱まっています。

磁気圏のオーロラ活動は穏やかで、
AE指数は、最初に500nTの変化がひとつあるだけで、
以降はほとんど変化していません。

太陽風は一旦落ち着いて、
明後日、16日頃から、
太陽の中心を通りすぎた所に見えるコロナホールの影響が到来しそうです。



SOHO LASCO C2、C3カメラによる、太陽の北方向に広がるCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。