宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:44)
昨日、C3.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/13 --- ---
1/12 22:10 C3.3
1/11 13:31 C3.8
10:39 C1.7
08:58 C2.2

黒点  1/13 (NOAA)
磁場 フレア
1391 11 β C2
1395 2 α C2
1396 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 535 -0.4
-2 h 535 +1.5
-4 h 501 +2.2
-6 h 492 -1.2
-8 h 467 +2.5
-10 h 403 -0.6
-12 h 380 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -8 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^1
1/13 0.3 7x10^2
1/12 0.3 3x10^2
1/11 0.4 2x10^2
1/10 0.4 2x10^2
1/ 9 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 1/ 8 08:57 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も比較的穏やかです。
2012/ 1/ 9 10:21 太陽風は400km/秒台前半で安定し、磁気圏も静穏です。C5のフレアが発生しています。
2012/ 1/10 09:58 400km/秒台前半の太陽風が続き、弱いオーロラ活動が頻繁に起きています。
2012/ 1/11 13:00 太陽風は460km/秒近くに少し上がっています。C1〜C2のフレアが発生しています。
2012/ 1/12 14:55 太陽風速度の高まりは終わって、現在は400km/秒付近です。Cクラスのフレアも起きています。
最新のニュース

2012/ 1/13 13:44 更新
コロナホールによる高速の太陽風が始まり、オーロラの活動も発生しています。

担当 篠原

今日の早朝、13日5時(世界時12日20時)頃から、
太陽風の速度は500km/秒を超えて上昇し、
現在550km/秒の高速風になっています。

9日や10日頃に太陽の南半球側に見えていたコロナホールの影響が
いよいよやって来たようです。

太陽風の磁場強度は、これよりやや早く、
13日2時(世界時12日17時)頃から5〜10nT程度に強まりました。

これらの変化により、オーロラの活動も発生しています。
世界時12日20時頃のトロムソの様子を動画で紹介します。
少し長めの時間を載せているので、じっくりとお楽しみ下さい。

この時間帯のAE指数のグラフはあまり変化していませんが、
全天カメラの写真ではなかなかにぎやかに見えています。


現在の太陽風磁場は、5nTに下がりつつあり、
高速風の速度は最大に近づいている様です。
コロナホールの規模が小さかったことからも、
高速風は比較的短い期間で終わりそうで、
明日くらいには速度が下がり始めるかもしれません。

その後の太陽風は一旦落ち着いて、
16日頃からは、
現在の太陽の中心に見えているコロナホールの影響がやって来そうです。
再び500km/秒台の高速風が始まる可能性があります。


太陽は、X線グラフに長時間のC2.5の変化が発生していますが、
これは、東端の向こう側で起きたフレアによるものです。
本当の規模はこれよりも大きかったのでしょう。

この現象に伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生していますが、
地球に対しては横方向なので、影響はありません。

一方、13日5時(世界時12日20時)頃に、
太陽の中心北寄りで、大規模なフィラメントの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
これにより、太陽の北に向かってCMEが噴き出していると思われますが、
地球への影響は小さそうです。

太陽は黒点も目立たず、穏やかな状態です。
今後、東端からどのような活動領域が上がってくるでしょうか。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の中央部北寄りで発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。