宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M2.5の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 1 01:16 M1.6
12/31 22:04 M2.5
08:28 C1.6
05:46 C3.6
05:13 C4.5
03:15 C1.9
12/30 22:36 C1.9
19:27 C8.5
18:59 C1.7
17:18 C3.5
12:50 C1.7
12:01 M1.3
06:43 M2.1
05:52 C2.6
05:25 C2.4
04:10 C2.4
02:27 C3.0
01:11 C2.8

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
1384 3 β ---
1386 12 β C1
1388 1 α ---
1389 15 βγ M2
1390 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 375 -2.6
-2 h 384 +0.5
-4 h 360 -2.4
-6 h 346 -1.5
-8 h 350 -0.9
-10 h 349 -2.2
-12 h 358 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^0
1/ 1 0.3 1x10^1
12/31 0.4 1x10^1
12/30 0.4 1x10^1
12/29 0.3 3x10^1
12/28 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/27 13:03 太陽ではフレアの発生が続き、地球に向かってCMEも噴出しています。現在の太陽風はかなり低速です。
2011/12/28 13:06 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風はとても遅く、磁気圏は静穏です。
2011/12/29 12:43 C4〜6のフレアが続いています。太陽風の速度はやや上がりましたが低速で、磁気圏も静かです。
2011/12/30 13:32 Mクラスのフレアが3回発生しました。太陽風は平均的な速度に高まっています。
2011/12/31 14:36 Cクラスフレアが続いています。太陽風はやや低速になり、小規模のオーロラ活動が起きています。
最新のニュース

2012/ 1/ 1 12:21 更新
太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。2012年最初のフレアとオーロラを動画でご覧下さい。

担当 篠原

明けましておめでとうございます。
2012年も宇宙天気ニュースをよろしくお願い致します。

早速、今年最初の宇宙天気現象を動画で紹介しましょう。
丸い地球上では、どこからを今年とするか考えても分からないので、
日本時間の午前0時(世界時12月31日15時)以降を今年としましょう。

太陽では、南東(左下)の1389黒点群で、
12月31日22時(世界時31日13時)にM2.4、
1月1日1時(世界時31日16時)にM1.5と、
昨年最後と今年最初のMクラスの中規模フレアが発生しました。
GOES-15衛星のX線カメラによる動画をどうぞ。

X線のグラフを見ると、目立ったフレアはこの2つだけで、
全体的には太陽の活動は落ち着きつつある様です。


一方、地上では、1月1日3〜4時(世界時31日18〜19時)頃に、
今年初めてと言ってもいいでしょう、
AE指数で200nTほどの弱いオーロラ活動が発生しました。

ノルウェーのトロムソで撮影されたオーロラの様子を動画でご覧下さい。
トロムソよりも高緯度側にあたる北寄りの空でオーロラの帯が輝いています。
動画の終わり頃にやや大きな変化が起きています。

太陽風は、360〜380km/秒とやや低速の穏やかな風が続いています。
磁場強度も、5nT前後と平均的な強さで安定しています。

SDO衛星AIA193のコロナ写真を見ると、
南極寄りのコロナホールは西側に去りつつあります。
コロナホールの影響は、特に見られないまま過ぎて行きそうな様子です。

また、AIA193の写真では、
太陽の東側(左側)の赤道付近にも、縦に細長いコロナホールが見えています。
こちらは、1週間後くらいに影響が来るかもしれません。



GOES-15のX線カメラによる昨年最後と今年最初(日本時間)のMクラスフレア。
(c) NOAA/SWPC、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された今年最初(日本時間)のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。