宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、M2.1の中規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 12:50 C1.7
12:01 M1.3
06:43 M2.1
05:52 C2.6
05:25 C2.4
04:10 C2.4
02:27 C3.0
01:11 C2.8
12/29 22:34 M1.9
17:40 C5.4
16:11 C7.4
15:15 C3.0
12:58 C3.1
06:18 C6.2
05:52 C2.3
05:15 C4.0
01:36 C6.5
00:55 C3.2
12/28 23:15 C7.2
22:04 C2.0
14:07 C2.7
12:30 C4.5
09:13 C2.4
06:45 C6.7
03:27 C2.5

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
1383 1 α ---
1384 5 β C2
1386 9 βγ C4
1387 5 βγ C6
1388 1 α ---
1389 8 β M2
1390 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 415 +1.0
-2 h 418 +0.4
-4 h 412 -1.0
-6 h 428 +0.6
-8 h 423 -1.3
-10 h 404 -2.9
-12 h 379 +0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^0
12/30 0.4 1x10^1
12/29 0.3 3x10^1
12/28 0.4 2x10^1
12/27 0.7 2x10^1
12/26 3.2 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/25 08:51 C5のフレアが2回発生しました。低速の穏やかな太陽風が続いています。
2011/12/26 12:16 M4の中規模フレアが発生しました。フィラメント噴出により地球方向のCMEも起きています。
2011/12/27 13:03 太陽ではフレアの発生が続き、地球に向かってCMEも噴出しています。現在の太陽風はかなり低速です。
2011/12/28 13:06 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風はとても遅く、磁気圏は静穏です。
2011/12/29 12:43 C4〜6のフレアが続いています。太陽風の速度はやや上がりましたが低速で、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2011/12/30 13:32 更新
Mクラスのフレアが3回発生しました。太陽風は平均的な速度に高まっています。

担当 篠原

太陽の南東(左下)の端近くに見える1389黒点群の活動が活発です。
29日22時半(世界時29日13時半)にM1.9、
30日6時半(世界時29日21時半)にM2.0、
30日12時(世界時30日3時)にM1.3と、
Mクラスの中規模フレアを3回と、
この他にもCクラスのフレアを多数起こしています。

1389黒点群は黒点の姿も大きく、今後の活動にも注意が必要です。
黒点群の様子をSDO衛星の可視光写真より動画にして掲載します。


太陽風は、もう一段速度が上がり、
300km/秒台の低速風から、420km/秒と平均的な速さに達しています。
反対に、磁場強度は、10nTを割って、8nTほどに下がっています。
それでも、依然平均よりも強まった状態で、
今後も、もう一段速度が上がる可能性があります。

一方、CMEの影響はまだはっきりとは現れていません。
到来が遅れているのかもしれませんし、
はっきり分かるほどの変化にはならなかったのかもしれません。

CMEは何度も発生しており、今後も太陽風の変化に注目してください。

オーロラの活動としては、
29日17時(世界時29日8時)前後にACE衛星で観測した-10nTの強い南向き磁場の影響で、
AE指数に900nTの大きな変動が発生しています。
極域ではなかなか活発なオーロラが見られたのではないでしょうか。

磁場の強い南向きは、2時間ほどしか続きませんでした。
このため、オーロラの活動も2時間程度で終わっています。

現在は太陽風の速さは平均レベルにあり、
磁場強度も強まっているため、
磁場がある程度南を向けば、小規模のオーロラ活動が期待できます。
また、CMEによる乱れが到来すれば、再びオーロラが強まることも期待できます。



SDO衛星の可視光写真による、1389黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。