宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/12/30 13:32 更新 Mクラスのフレアが3回発生しました。太陽風は平均的な速度に高まっています。 担当 篠原 太陽の南東(左下)の端近くに見える1389黒点群の活動が活発です。 29日22時半(世界時29日13時半)にM1.9、 30日6時半(世界時29日21時半)にM2.0、 30日12時(世界時30日3時)にM1.3と、 Mクラスの中規模フレアを3回と、 この他にもCクラスのフレアを多数起こしています。 1389黒点群は黒点の姿も大きく、今後の活動にも注意が必要です。 黒点群の様子をSDO衛星の可視光写真より動画にして掲載します。 太陽風は、もう一段速度が上がり、 300km/秒台の低速風から、420km/秒と平均的な速さに達しています。 反対に、磁場強度は、10nTを割って、8nTほどに下がっています。 それでも、依然平均よりも強まった状態で、 今後も、もう一段速度が上がる可能性があります。 一方、CMEの影響はまだはっきりとは現れていません。 到来が遅れているのかもしれませんし、 はっきり分かるほどの変化にはならなかったのかもしれません。 CMEは何度も発生しており、今後も太陽風の変化に注目してください。 オーロラの活動としては、 29日17時(世界時29日8時)前後にACE衛星で観測した-10nTの強い南向き磁場の影響で、 AE指数に900nTの大きな変動が発生しています。 極域ではなかなか活発なオーロラが見られたのではないでしょうか。 磁場の強い南向きは、2時間ほどしか続きませんでした。 このため、オーロラの活動も2時間程度で終わっています。 現在は太陽風の速さは平均レベルにあり、 磁場強度も強まっているため、 磁場がある程度南を向けば、小規模のオーロラ活動が期待できます。 また、CMEによる乱れが到来すれば、再びオーロラが強まることも期待できます。 SDO衛星の可視光写真による、1389黒点群の変化。 (c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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