宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:36)
今日、C4.5の小規模フレアが発生しました。
また、M2.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/31 08:28 C1.6
05:46 C3.6
05:13 C4.5
03:15 C1.9
12/30 22:36 C1.9
19:27 C8.5
18:59 C1.7
17:18 C3.5
12:50 C1.7
12:01 M1.3
06:43 M2.1
05:52 C2.6
05:25 C2.4
04:10 C2.4
02:27 C3.0
01:11 C2.8
12/29 22:34 M1.9
17:40 C5.4
16:11 C7.4
15:15 C3.0
12:58 C3.1
06:18 C6.2
05:52 C2.3
05:15 C4.0
01:36 C6.5
00:55 C3.2

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
1384 3 β C2
1386 12 β C4
1388 1 α ---
1389 15 βγ M2
1390 8 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 378 +0.0
-2 h 380 +0.2
-4 h 378 -1.3
-6 h 375 -1.3
-8 h 360 -3.4
-10 h 360 +6.4
-12 h 370 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -9 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^0
12/31 0.4 1x10^1
12/30 0.4 1x10^1
12/29 0.3 3x10^1
12/28 0.4 2x10^1
12/27 0.7 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/26 12:16 M4の中規模フレアが発生しました。フィラメント噴出により地球方向のCMEも起きています。
2011/12/27 13:03 太陽ではフレアの発生が続き、地球に向かってCMEも噴出しています。現在の太陽風はかなり低速です。
2011/12/28 13:06 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風はとても遅く、磁気圏は静穏です。
2011/12/29 12:43 C4〜6のフレアが続いています。太陽風の速度はやや上がりましたが低速で、磁気圏も静かです。
2011/12/30 13:32 Mクラスのフレアが3回発生しました。太陽風は平均的な速度に高まっています。
最新のニュース

2011/12/31 14:36 更新
Cクラスフレアが続いています。太陽風はやや低速になり、小規模のオーロラ活動が起きています。

担当 篠原

太陽の活動度はやや下がっています。
昨日のニュース以降で大きなフレアは、
30日19時半(世界時30日10時半)のC8.4、
31日5時(世界時30日20時)のC4.4、
31日6時(世界時30日21時)のC3.9など、
大きめのCクラスフレアに留まり、Mクラスは起きていません。

それでも、南東(左下)の1389黒点群は現在も大きな姿を保っています。
引き続き、Mクラスの中規模フレアへの注意は必要でしょう。
1389群は次第に太陽の中心に近づくため、
今後、CMEを伴うような活動を起こした場合は、
地球へも影響が及ぶ様になります。


太陽風は、速度が380km/秒に下がり、
早くも低速風に変わりつつあります。
磁場強度も、5〜10nTと強めだったのが、
今朝から5nTを割るくらいに弱まっています。

ここまでのところ、
CMEやコロナホールによる大きな乱れは到来しませんでした。

磁場が強まっていた期間に、-5nTほどの南向きになった時間帯があり、
そこで、AE指数300〜500nTほどの小中規模のオーロラ活動が発生しています。
ノルウェーのトロムソで観測されたオーロラの様子を
全天カメラの動画で紹介します。
今年最後の掲載です。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
南半球高緯度側のコロナホールは、ちょうど西側に半分ほど移動したところで、
地球へ影響が達する目安の位置に来ています。
このため、もう2〜3日くらいは影響がやって来る可能性があります。
それでも、400km/秒台に再び上がるかどうかという程度でしょう。

小規模のオーロラ活動は発生するかもしれませんが、
全体としては穏やかに新年を迎えることになりそうです。



2011年も残り10時間を割りました。
今年の更新はこれで最後です。
1年間どうもありがとうございました。
明日以降も通常通り更新する予定です。

それでは、どうぞよいお年をお迎え下さい。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。