宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:43)
今日、C6.5の小規模フレアが発生しました。
また、M2.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 06:18 C6.2
05:52 C2.3
05:15 C4.0
01:36 C6.5
00:55 C3.2
12/28 23:15 C7.2
22:04 C2.0
14:07 C2.7
12:30 C4.5
09:13 C2.4
06:45 C6.7
03:27 C2.5
12/27 20:59 C6.2
18:04 C4.0
17:10 C3.9
13:11 C9.0
10:13 C3.4
05:12 M2.4

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
1383 3 β ---
1384 10 β C2
1386 15 βγ C9
1387 14 βγ M2
1388 1 α ---
1389 6 β C7
1390 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:36 338 -3.2
-2 h 352 +2.2
-4 h 349 +5.3
-6 h 325 +3.1
-8 h 317 -2.4
-10 h 284 +3.5
-12 h 296 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -5 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/29 0.3 3x10^1
12/28 0.4 2x10^1
12/27 0.7 2x10^1
12/26 3.2 2x10^1
12/25 0.6 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/24 12:37 太陽風は低速風になっています。磁気圏も静穏です。1384黒点群が肉眼で見えるかもしれません。
2011/12/25 08:51 C5のフレアが2回発生しました。低速の穏やかな太陽風が続いています。
2011/12/26 12:16 M4の中規模フレアが発生しました。フィラメント噴出により地球方向のCMEも起きています。
2011/12/27 13:03 太陽ではフレアの発生が続き、地球に向かってCMEも噴出しています。現在の太陽風はかなり低速です。
2011/12/28 13:06 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風はとても遅く、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2011/12/29 12:43 更新
C4〜6のフレアが続いています。太陽風の速度はやや上がりましたが低速で、磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽では、Cクラスの中くらいのフレアの発生が続いています。
28日12時半(世界時28日3時半)に1389黒点群でC4.5、
28日23時(世界時28日14時)に再び1389黒点群でC7.2、
29日1時半(世界時28日16時半)は1387黒点群でC6.4、
29日5時半(世界時28日20時半)に1386黒点群でC4.0、
続いて、29日6時半(世界時28日21時半)に1389黒点群でC6.2
などです。

GOES衛星のX線の動画を見ていると、
太陽の南半球の左(1389群)、中央(1386群)、右(1387群)で
次々とフレアの輝きが発生しています。

最も活発な1389黒点群は、こちら側に顔を出したばかりです。
今後もこの群の活動に注意が必要でしょう。


太陽風は、昨夜からゆっくり速度が上がって、
250km/秒から350km/秒に上昇しています。
変化としては小幅ですし、上がっても依然低速の風です。

一方、磁場強度は更に強まって、12nTに上がっています。
いよいよコロナホールからの影響で、
高速の太陽風がやって来るのかもしれません。

これについては、26日のニュースでお知らせしたように、
25日に発生したCMEの影響もそろそろ到来すると思われます。
その後も、フレアに伴っていくつもCMEが発生しており、
これらが混じり合って、しばらくは複雑な太陽風の変化になる可能性があります。

速度がある程度高まって、磁場が強く南を向くと、
磁気圏の活動度は高まって、オーロラを活発に起こす可能性があります。
今後の太陽風のデータ、オーロラのライブカメラなどに注目してください。

年末に今年最後のにぎやかなオーロラが観望できるチャンスが来ました。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。