宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/12/29 12:43 更新 C4〜6のフレアが続いています。太陽風の速度はやや上がりましたが低速で、磁気圏も静かです。 担当 篠原 太陽では、Cクラスの中くらいのフレアの発生が続いています。 28日12時半(世界時28日3時半)に1389黒点群でC4.5、 28日23時(世界時28日14時)に再び1389黒点群でC7.2、 29日1時半(世界時28日16時半)は1387黒点群でC6.4、 29日5時半(世界時28日20時半)に1386黒点群でC4.0、 続いて、29日6時半(世界時28日21時半)に1389黒点群でC6.2 などです。 GOES衛星のX線の動画を見ていると、 太陽の南半球の左(1389群)、中央(1386群)、右(1387群)で 次々とフレアの輝きが発生しています。 最も活発な1389黒点群は、こちら側に顔を出したばかりです。 今後もこの群の活動に注意が必要でしょう。 太陽風は、昨夜からゆっくり速度が上がって、 250km/秒から350km/秒に上昇しています。 変化としては小幅ですし、上がっても依然低速の風です。 一方、磁場強度は更に強まって、12nTに上がっています。 いよいよコロナホールからの影響で、 高速の太陽風がやって来るのかもしれません。 これについては、26日のニュースでお知らせしたように、 25日に発生したCMEの影響もそろそろ到来すると思われます。 その後も、フレアに伴っていくつもCMEが発生しており、 これらが混じり合って、しばらくは複雑な太陽風の変化になる可能性があります。 速度がある程度高まって、磁場が強く南を向くと、 磁気圏の活動度は高まって、オーロラを活発に起こす可能性があります。 今後の太陽風のデータ、オーロラのライブカメラなどに注目してください。 年末に今年最後のにぎやかなオーロラが観望できるチャンスが来ました。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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