宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:51)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 8 05:08 C2.8
12/ 7 14:52 C2.0
12/ 6 08:20 C7.0
04:03 C2.5
00:14 C4.8

黒点 12/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1362 3 β ---
1363 12 β C7
1364 1 α C1
1365 1 α ---
1366 2 β ---
1367 4 β ---
1370 6 β ---
1371 1 α ---
1372 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 314 +2.0
-2 h 307 -0.8
-4 h 311 -0.0
-6 h 316 +1.0
-8 h 297 -1.3
-10 h 292 +0.9
-12 h 291 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -7 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
12/ 8 0.4 8x10^2
12/ 7 0.5 6x10^2
12/ 6 0.5 7x10^2
12/ 5 0.3 7x10^2
12/ 4 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/12/ 3 09:32 太陽風磁場がやや強まって、弱いオーロラが発生しています。太陽は穏やかです。
2011/12/ 4 11:36 太陽のフレア活動は穏やかです。小規模のオーロラ活動が続いています。
2011/12/ 5 11:19 太陽風の速度はやや下がり、コロナホールの影響は終わりそうです。
2011/12/ 6 11:14 C7の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速になり、オーロラの活動も静かです。
2011/12/ 7 12:57 太陽風はかなり低速になり、磁気圏はとても静かです。フレアの発生もなくなっています。
最新のニュース

2011/12/ 8 09:51 更新
太陽のフレア活動は穏やかです。太陽風もかなり低速で、磁気圏も静かです。

担当 篠原

太陽では、C1〜2の小さな小規模フレアが3回ほど発生しています。
活動状況としては穏やかです。

しかし、X線のグラフだけを見ても実感が湧かないので、
今日は、GOES-15衛星のX線写真による動画を掲載しましょう。

動画の内容は、昨日から今朝にかけての1日分の太陽です。
北半球側と南半球側に、東西(横方向)に帯状に明るい活動的な領域が広がっています。
可視光写真と比較すると、黒点のある部分はより明るく光っています。

この動画を見ると、C1が3回だけという言葉以上に、
太陽のあちこちで活動が発生しているのが分かります。
もちろん、規模は小さいものばかりですが、
最近の太陽の活発な雰囲気がより伝わるのではないかと思います。

GOES衛星のX線動画は、このページで見ることができます。

SOHO衛星LASCO C3カメラを見ると、
太陽を包むようにハロー型のCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。
しかし、太陽の裏側の現象ですので、地球への影響はありません。


太陽風は、かなり遅い風が続いています。
速度は、290km/秒から少し上がって、310km/秒になっています。
ACEのグラフを見るとよく上がっている様に見えますが、変化の幅はとても小さく、
27日周期の図の速度のグラフを見ると、ほとんど上がっていないことが分かります。

磁場強度も3〜4nTとやや弱めの状態です。

磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


この穏やかな状態は、この後も当分続きそうです。



GOES-15のX線カメラによる太陽の様子。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。