宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/12/ 1 10:49 更新 太陽風磁場が長時間南向きになり、磁気圏のオーロラ活動が強まりました。 担当 篠原 太陽風の磁場が長時間南向きになり、活発な磁気圏活動が発生しました。 ACE衛星の観測によると、 昨日、30日17時(世界時30日8時)に、 太陽風磁場の南北成分が北向きから南向きに急に切り替わりました。 掲載の図でも、その前の時間帯は5〜10nTの北向きになっていますが、 その後、-7nTほどの南向きに切り替わって、 以降、10時間にわたって南向きが続いています。 太陽風の速度は、440km/秒とやや高めの速さで安定していました。 南向き磁場の影響で、磁気圏活動が活発になりました。 AE指数のグラフは、今日もデータ異常を含んでいますが、 グラフに見えている変化の幅を読み取ると、 中規模のオーロラ活動が半日程度起きていた様です。 実際、昨夜はアラスカのライブカメラでも、 オーロラの輝きを見ることができました。 現在の太陽風は、速度は470km/秒に少し上がり、 磁場強度は6nTほどに少し下がっています。 コロナホールの影響は続いているようです。 SDO衛星のAIA193では、南半球高緯度のコロナホールは、 太陽の中心線を通過中です。 今後も5日くらいは影響が続きそうです。 太陽では、C3.8、C3.6と少し強めの小規模フレアが発生しています。 東端から上がってきたばかりの1364黒点群と、 西に沈みつつある黒点群でそれぞれ起きました。 CMEの弱い噴き出しも発生しているようです。 太陽は、東側に活動的な黒点群が現われています。 今後も現状の様な小規模の活動が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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