宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:43)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/29 03:17 C3.2
02:00 C2.1
11/28 23:56 C2.3
22:19 C2.3
12:05 C1.6
11/27 --- ---

黒点 11/29 (NOAA)
磁場 フレア
1355 1 α ---
1356 3 β C1
1358 9 β C1
1360 3 β ---
1361 5 β C3
1362 9 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:36 455 +3.3
-2 h 510 -6.2
-4 h 376 +0.6
-6 h 378 +0.4
-8 h 388 +2.8
-10 h 394 +3.4
-12 h 388 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -23 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 3x10^1
11/29 4.1 7x10^1
11/28 34.1 2x10^2
11/27 80.3 3x10^2
11/26 24.0 1x10^2
11/25 0.3 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/24 10:06 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2011/11/25 10:18 太陽風は400km/秒台になり、オーロラも発生しています。
2011/11/26 09:35 太陽風は平均的な状態です。磁気圏は静穏です。太陽のフレア活動も穏やかです。
2011/11/27 09:44 太陽で大きなCMEが発生し、太陽放射線の増加も起きています。29日頃に乱れがやって来る可能性があります。
2011/11/28 09:55 太陽風の速度は400km/秒台に上がっています。今後、コロナホールやCMEの影響が見られそうです。
最新のニュース

2011/11/29 09:43 更新
CMEによる太陽風の乱れがやって来ました。オーロラの活動が少し高まっています。

担当 篠原

26日のCMEによる太陽風の乱れがやって来ました。
ACE衛星の観測によると、今朝、29日6時(世界時28日21時)過ぎに、
太陽風の速度は530km/秒へ上昇し、磁場強度は15nTほどに強まっています。
変化が地上にやって来たのはもう少し後で、
29日7時(世界時28日22時)少し前くらいです。

太陽風の変化としては、それほど規模の大きなものではありません。
それでも、太陽風磁場が-5nTほどの南向きになったこともあって、
極域ではオーロラの活動が発生しています。
ノルウェーのトロムソで撮影されたオーロラの様子を掲載します。
太陽風の乱れがやって来るとすぐに、オーロラの輝きが始まっています。
(AE指数は、データエラーのため掲載していません)

現在の太陽風は、速度は450km/秒ほどに下がり、
磁場強度も10nT近くに弱まっています。
乱れは長く続きそうになく、今日のうちに落ち着いてしまいそうです。

一方、コロナホールからの影響は、まだ目立った変化としては来ておらず、
今後、影響が強まる可能性があります。


太陽のフレア活動は、C1〜3の小規模フレアが度々発生するようになっています。
一番大きなC3.2のフレアは、1361黒点群で発生しました。
その他のフレアは、東端の新しい場所で起きているらしく、
NOAAのフレアリストには発生場所の番号が付けられていませんでした。

今後の活動に注目してください。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。