宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:02)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
また、M2.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 08:37 C2.5
07:28 M1.2
05:23 C7.8
01:26 C3.4
11/15 21:30 M2.0
20:14 C2.8
17:37 M1.2
08:43 C4.2
01:23 C4.1
11/14 20:18 C2.2
18:17 C5.3

黒点 11/16 (NOAA)
磁場 フレア
1340 1 α ---
1341 7 β C1
1342 1 α ---
1343 1 α ---
1346 5 β M2
1347 2 α C4
1348 5 β M1
1349 8 β ---
1350 5 β ---
1351 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:38 418 -1.5
-2 h 401 +2.8
-4 h 413 -0.0
-6 h 388 +3.0
-8 h 407 +2.2
-10 h 392 -2.4
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -17 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
11/16 0.3 1x10^2
11/15 0.3 2x10^2
11/14 0.3 2x10^2
11/13 0.4 3x10^2
11/12 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/11 09:55 太陽でCクラスのフレアが発生しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2011/11/12 13:17 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。今後、CMEの乱れが到来しそうです。
2011/11/13 13:38 CMEによる小規模の太陽風の乱れが到来しています。磁気圏への影響は小さく静穏です。
2011/11/14 09:50 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽ではC1の小さなフレアが多発しています。
2011/11/15 09:41 太陽ではCクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2011/11/16 12:02 更新
Mクラスのフレアが3回発生しています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽で、Mクラスのフレアが3回発生しています。
15日18時(15日9時)に、西の端の1348黒点群でM1.2、
15日21時半(15日12時半)に、南東(左下)の1346黒点群でM1.9、
今朝、16日7時半(世界時15日22時半)にも、
1346黒点群でM1.2のフレアが発生しています。

1348黒点群は、西の端に没して行ったため、
今後は、1346黒点群が活動の中心になりそうです。
引き続き、Mクラスのフレアなどに注意が必要でしょう。


太陽風のグラフは、やっとデータがそろってきました。
速度は370km/秒から420km/秒に少し上がり、平均的な速さに達しています。
磁場強度は、5nTとこちらも平均的な値で安定しています。

グラフの前半は、磁場の南北成分が南寄り(マイナス方向)に偏っています。
このため、磁気圏では小規模の変動が発生しています。
AE指数のグラフでは、
図の前半分に200〜300nTの小さな変化が記録されています。

その後は、磁場の南北成分は0nT付近で変化するようになり、
AE指数の変化もなくなっています。


太陽風は今後も穏やかな状態が続きそうです。
昨日紹介したCMEの影響が、18日か19日頃に多少やって来るかもしれません。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。