宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/11/14 09:50 更新 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽ではC1の小さなフレアが多発しています。 担当 篠原 今日のACEのグラフは、欠測が多くてすかすかになっています。 地上の受信局側の問題だとよいのですが、これだけ抜けていると心配になります。 参考としてSOHO衛星の太陽風速度データを掲載します。 こちらは2日幅の図です。 ただ、こちらも昨日の後半は欠けていて、十分な補助にはなっていません。 2つのグラフを参照すると、 この1日で、太陽風の速度は430km/秒から350km/秒へ下がり、 低速の太陽風になっています。 これを受けて磁気圏も静穏で、AE指数は全く変化していません。 太陽には特にコロナホールも見られないため、 穏やかな太陽風はしばらく続きそうです。 太陽では、C1〜2の小さなフレア活動が頻繁に発生しています。 南西の端(右下)の1344黒点群と、東端(左端)付近の1347黒点群(新しい群です)が これらの発生源です。 しかし、GOES衛星のX線カメラを見ていると、 その他の黒点群でも小さな活動はあちこちで発生しています。 規模はともかく、黒点群が数多くあると太陽の活動もにぎやかです。 また、SDO衛星AIA304の画像を見ると、 太陽の中心部から北東(左上)に向かって、 長々とダークフィラメントが横たわっています。 その様子を動画で掲載します。 少なくとも太陽を4分の1周している巨大な構造物です。 動画の最後では、さざ波のように揺れる動きが見られますが、 フィラメントの噴出などに発展するのでしょうか。 SOHO衛星プロトンモニターによる太陽風の速度変化。2日間。 (c) University of Maryland SDO衛星のAIA304カメラによる、大きく横たわるダークフィラメント。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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