宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/11/15 09:41 更新 太陽ではCクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 3日ほど前から、南東(左下)の端に大きなプロミネンスが見えています。 SDO衛星AIA304による、13〜14日の2日間の様子を動画にして掲載します。 とても巨大なプラズマのかたまりです。 最後に噴き上がるような動きをしていますが、この後どうなるでしょうか。 太陽では、北西(右上)に新しく現われた1348黒点群でC5.2の小規模フレアが発生し、 その後、すぐ隣の1342黒点群でC4.2の長時間型の小規模フレアが発生しています。 また、南西(右下)側でフィラメントの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304カメラで噴き上がる様子が見えています(2枚目の動画)。 これに続いてCME(太陽ガスの放出現象)も発生しました。 STEREO Ahead衛星のCOR2カメラによる動画を続けています。 この写真では地球は左側にあります。 噴出は斜め下の方向ですが、いくらか影響がやって来るかもしれません。 太陽風は、ようやくACE衛星のデータが戻ってきました。 速度は370km/秒とやや低速で、磁場強度は5nTと平均的な強さです。 磁場の南北成分は北向きで推移していて、磁気圏への影響は小さそうです。 AE指数も全く変化は見えず、磁気圏はとても静かです。 今後も低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静穏でしょう。 SDO衛星AIA193カメラによる、太陽南東端の巨大なプロミネンス。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO AIA304によるフィラメント噴出の様子と、STEREO Ahead COR2による地球のある左方向へのCMEの噴出。 (c) SDO (NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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