宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:41)
今日、C4.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/15 08:43 C4.2
01:23 C4.1
11/14 20:18 C2.2
18:17 C5.3
11/13 23:57 C1.9
18:17 C2.6
17:07 C1.9
13:54 C2.4
07:37 C2.5
06:16 C2.4

黒点 11/15 (NOAA)
磁場 フレア
1339 3 β ---
1340 1 α ---
1341 7 β C1
1342 1 α ---
1343 1 α ---
1344 3 β C2
1345 1 α ---
1346 3 β ---
1347 3 β C3
1348 12 β C5
1349 3 β ---
1350 3 β ---
1351 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:18 369 +3.7
-2 h 371 +4.6
-4 h 369 +4.8
-6 h 372 +4.4
-8 h 356 -
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -7 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
11/15 0.3 2x10^2
11/14 0.3 2x10^2
11/13 0.4 3x10^2
11/12 0.4 2x10^2
11/11 0.4 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/10 12:24 太陽でM1のフレアが発生し、CMEが噴出しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2011/11/11 09:55 太陽でCクラスのフレアが発生しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
2011/11/12 13:17 太陽風はやや低速で、磁気圏も穏やかです。今後、CMEの乱れが到来しそうです。
2011/11/13 13:38 CMEによる小規模の太陽風の乱れが到来しています。磁気圏への影響は小さく静穏です。
2011/11/14 09:50 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽ではC1の小さなフレアが多発しています。
最新のニュース

2011/11/15 09:41 更新
太陽ではCクラスのフレア活動が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

3日ほど前から、南東(左下)の端に大きなプロミネンスが見えています。
SDO衛星AIA304による、13〜14日の2日間の様子を動画にして掲載します。
とても巨大なプラズマのかたまりです。
最後に噴き上がるような動きをしていますが、この後どうなるでしょうか。

太陽では、北西(右上)に新しく現われた1348黒点群でC5.2の小規模フレアが発生し、
その後、すぐ隣の1342黒点群でC4.2の長時間型の小規模フレアが発生しています。

また、南西(右下)側でフィラメントの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304カメラで噴き上がる様子が見えています(2枚目の動画)。
これに続いてCME(太陽ガスの放出現象)も発生しました。
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラによる動画を続けています。
この写真では地球は左側にあります。
噴出は斜め下の方向ですが、いくらか影響がやって来るかもしれません。


太陽風は、ようやくACE衛星のデータが戻ってきました。
速度は370km/秒とやや低速で、磁場強度は5nTと平均的な強さです。
磁場の南北成分は北向きで推移していて、磁気圏への影響は小さそうです。

AE指数も全く変化は見えず、磁気圏はとても静かです。


今後も低速の穏やかな太陽風が続き、磁気圏も静穏でしょう。



SDO衛星AIA193カメラによる、太陽南東端の巨大なプロミネンス。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO AIA304によるフィラメント噴出の様子と、STEREO Ahead COR2による地球のある左方向へのCMEの噴出。
(c) SDO (NASA)、STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。