宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2011/11/11 09:55 更新 太陽でCクラスのフレアが発生しています。太陽風、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 このニュースでよく参照しているSTEREO衛星の、 現在の位置を確認しましょう。 左のリンクで紹介している STEREOのデータページに入ると、 ページの左側に " where is stereo? " というリンクがあります。 ここで、2機のSTEREO衛星の現在の位置を知ることができます。 今日の衛星の位置を下に掲載します。 中心の黄色い丸は太陽です。 下に地球(緑色の丸)があります。 そして、地球の公転軌道(破線)に沿って目を向けると、 右手(地球の公転よりも先行して)にAhead衛星(赤色の丸)があり、 左手(地球の公転よりも遅れて)にBehind衛星(青色の丸)があります。 Ahead衛星から太陽を見ると、地球は太陽よりも左側にあり、 Behind衛星から太陽を見ると、地球は太陽よりも右側にあることが この図から分かります。 (図の中で上下を決めて話しています) 現在のSTEREO衛星は、 地球から見ると太陽に対して90度を通り過ぎた位置にあります。 STEREOのデータを参照するときは、「太陽を横から見て」と書いていますが、 今後は、次第に「太陽を向こう側から見ると」 という書き方に変わって行くことになるのです。 現在の宇宙天気についてですが、 太陽では、C2.1、C2.2、C6.0などの小規模フレアが発生しています。 特に大きなものはありませんが、 X線の動画を見ると、 あちこちにある黒点群で、 小さなフレア活動が頻繁に起きていることが分かります。 規模は小さなものばかりですが、黒点が多くあると、 この様な活動も活発に起きているのです。 太陽風は、速度が350km/秒から380km/秒に上がり、 低速の状態ですが、少し変化しています。 磁場強度は4〜5nTと、平均的な強さに戻っています。 磁場の南北成分は、図の中ほどで-4nTほどの南向きになっていますが、 AE指数の変化はとても小さく、 目立ったオーロラ活動は観測されていません。 太陽風は今日も穏やかな状態が続きそうですが、 明日以降、小規模のCMEの影響で、 ある程度の擾乱がやって来る可能性があります。 2機のSTEREO衛星、Ahead(赤丸)とBehind(青丸)の現在の位置。黄色は太陽、緑は地球を示す。 (c) STEREO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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