宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:55)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 03:15 C6.1
02:00 C3.7
00:48 C2.3
11/10 10:39 C2.2
11/ 9 22:03 M1.2

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
1338 4 β ---
1339 45 βγ C6
1340 1 α ---
1341 3 β ---
1342 5 β M1
1343 1 α ---
1344 7 β ---
1345 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 383 +3.2
-2 h 382 -2.6
-4 h 393 -3.0
-6 h 386 -1.7
-8 h 375 -4.0
-10 h 376 +0.7
-12 h 359 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -25 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
11/11 0.4 3x10^2
11/10 0.4 2x10^2
11/ 9 0.5 3x10^2
11/ 8 0.6 5x10^2
11/ 7 0.7 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/11/ 6 14:10 1339黒点群では、Mクラスのフレアが繰り返し発生しています。磁気圏は静穏です。
2011/11/ 7 10:51 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2011/11/ 8 09:53 太陽のフレア活動は弱まっています。太陽風は低速です。
2011/11/ 9 11:32 太陽は比較的穏やかな状態です。太陽風も平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。
2011/11/10 12:24 太陽でM1のフレアが発生し、CMEが噴出しています。太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2011/11/11 09:55 更新
太陽でCクラスのフレアが発生しています。太陽風、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

このニュースでよく参照しているSTEREO衛星の、
現在の位置を確認しましょう。
左のリンクで紹介している
STEREOのデータページに入ると、
ページの左側に " where is stereo? " というリンクがあります。
ここで、2機のSTEREO衛星の現在の位置を知ることができます。

今日の衛星の位置を下に掲載します。

中心の黄色い丸は太陽です。
下に地球(緑色の丸)があります。
そして、地球の公転軌道(破線)に沿って目を向けると、
右手(地球の公転よりも先行して)にAhead衛星(赤色の丸)があり、
左手(地球の公転よりも遅れて)にBehind衛星(青色の丸)があります。

Ahead衛星から太陽を見ると、地球は太陽よりも左側にあり、
Behind衛星から太陽を見ると、地球は太陽よりも右側にあることが
この図から分かります。
(図の中で上下を決めて話しています)

現在のSTEREO衛星は、
地球から見ると太陽に対して90度を通り過ぎた位置にあります。
STEREOのデータを参照するときは、「太陽を横から見て」と書いていますが、
今後は、次第に「太陽を向こう側から見ると」
という書き方に変わって行くことになるのです。



現在の宇宙天気についてですが、
太陽では、C2.1、C2.2、C6.0などの小規模フレアが発生しています。

特に大きなものはありませんが、
X線の動画を見ると、
あちこちにある黒点群で、
小さなフレア活動が頻繁に起きていることが分かります。

規模は小さなものばかりですが、黒点が多くあると、
この様な活動も活発に起きているのです。


太陽風は、速度が350km/秒から380km/秒に上がり、
低速の状態ですが、少し変化しています。
磁場強度は4〜5nTと、平均的な強さに戻っています。

磁場の南北成分は、図の中ほどで-4nTほどの南向きになっていますが、
AE指数の変化はとても小さく、
目立ったオーロラ活動は観測されていません。


太陽風は今日も穏やかな状態が続きそうですが、
明日以降、小規模のCMEの影響で、
ある程度の擾乱がやって来る可能性があります。



2機のSTEREO衛星、Ahead(赤丸)とBehind(青丸)の現在の位置。黄色は太陽、緑は地球を示す。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。