宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/10/27 12:18 更新 太陽で弱いCMEが発生しました。太陽風は平均的な速度で、磁気圏は静かです。 担当 篠原 昨夜、27日19時(世界時27日10時)に、太陽の西寄りの1324黒点群で C1.2の小規模フレアが発生しました。 これに伴って、淡いCME(太陽ガスの放出現象)が発生しています。 SOHO衛星LASCO C3カメラによる動画を掲載します。 太陽の右半分を包むようにゆっくりとガスが広がっています。 規模は小さいですが、3〜4日後くらいに地球に影響を及ぼすかもしれません。 31日頃の太陽風磁場の強まりなどに注目してください。 太陽のフレア活動はこのくらいで、全体としては穏やかです。 太陽風は、420〜440km/秒と平均的な値で安定しています。 CMEの影響が、ある程度残っているのかもしれません。 磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。 今後の見通しですが、 SDO衛星AIA193の南半球側に淡いコロナホールが見えています。 明後日、29日頃から太陽風の速度が上昇する可能性があります。 SOHO LASCO C3による、淡いCMEの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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