宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/25 --- ---
10/24 --- ---
10/23 20:41 C2.5
14:28 C2.1
04:11 C2.3
00:14 C4.1

黒点 10/25 (NOAA)
磁場 フレア
1324 31 βγ C4
1325 11 β C2
1327 5 β ---
1330 13 βγ C2
1331 4 β ---
1332 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:14 491 +1.5
-2 h 490 -14.1
-4 h 513 -11.1
-6 h 491 +4.1
-8 h 405 -2.1
-10 h 337 -0.6
-12 h 330 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -3 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.3 1x10^1
10/25 5.3 5x10^1
10/24 13.2 1x10^2
10/23 9.6 8x10^1
10/22 0.6 3x10^1
10/21 0.5 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/20 10:18 Cクラスのフレアが増えています。太陽風は平均的な速度に上がっています。
2011/10/21 09:32 3週間ぶりにMクラスのフレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。
2011/10/22 12:09 再びMクラスフレアが発生しています。太陽風の速度は遅く、磁気圏も静かです。
2011/10/23 11:55 フィラメント噴出とMクラスフレアが発生しました。太陽風は低速です。
2011/10/24 10:54 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。明日以降、CMEによる太陽風の乱れが発生するかもしれません。
最新のニュース

2011/10/25 11:21 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。大きな磁気嵐が発生しています。

担当 篠原

22日に発生したCMEによる太陽風の乱れが、
今日の未明、25日3時(世界時24日18時)にACE衛星で観測されました。
太陽風の速度は500km/秒と高速状態に変わり、
磁場強度は20nTに達する強まりとなっています。

注目の磁場の南北成分は、初めの3時間ほどは北寄りの傾向でしたが、
その後、-10〜-15nTと大きく南向きになりました。
4時間ほど続いて、現在は0nT付近に戻っています。

この強い南向き磁場と、高めになった速度が重なって、
強い磁気圏活動が発生しています。
京都大学WDCのDst指数は速報値で-151nTに達する変化を記録し、
大きな磁気嵐が発生しています。
(この値は速報値なので、後に修正される可能性があります)

オーロラの活動を表すAE指数は、
700〜1400nTに達する大きな変動を記録しました。
その頃のオーロラの様子を、ノルウェーのトロムソに設置された、
極地研究所の全天カメラの動画で紹介します。

大きな磁気嵐が発生しているため、赤いオーロラがとても目立っています。
ファイルサイズが大きくなって申し訳ありませんが、たっぷりとご覧ください。


太陽風の乱れは、今日から明日にかけて続きそうです。
そして、明日には乱れも弱まっていき、穏やかな状態に戻るでしょう。
その後は、低速の太陽風が続くと思われます。


一方、太陽のフレア活動は穏やかです。



ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、激しいオーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、-151nTに達しています。
(c) 京都大学


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。