宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/10/26 12:27 更新 CMEによる太陽風の乱れは続きましたが、磁場が北向きになって、磁気圏の乱れは小さくなっています。 担当 篠原 昨日のニュースの後も、磁気圏の乱れは続きました。 AE指数は、500〜1000nTの中規模の変動が発生しています。 Dst指数は、その後数値が修正されましたが、 25日11時(世界時25日2時)に最大-134nTの減少を記録しています。 昨日のニュースでオーロラの動画を紹介したノルウェーのトロムソでは、 その後、夜明けにかけてオーロラの活動が続き、 ピンク色に輝く美しいオーロラが撮影されています。 この様なオーロラは、大きな磁気嵐が発生したときに見られます。 太陽風の変動は、速度は500km/秒前後の高速状態が続き、 磁場強度も20nTに達する強まりが25日22時(世界時25日13時)頃まで続きましたが、 磁場の南北成分が北向きに切り替わったため、 磁気圏への影響度は時間とともに弱まってしまいました。 このため、AE指数の変動は次第に小さくなり、 25日22時(世界時25日13時)以降はほとんど変化していません。 現在の太陽風は、速度は450km/秒ありますが、 磁場強度は5nT程度に下がっていて、CMEの乱れも終わりに近づいています。 この後、速度は更に低下して、 明日には通常の速度か遅めの風に戻っていると思われます。 太陽は、C1.7の小規模フレアが1回発生した程度で、 フレアの活動は穏やかです。 ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |