宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/10/21 09:32 更新 3週間ぶりにMクラスのフレアが発生しました。太陽風と磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 昨日、20日12時(世界時20日3時)に、M1.6の中規模フレアが発生しました。 Mクラスのフレアは、今日掲載の27日周期の図の右端に見える(太陽X線のグラフの丸印)、 10月2日のM1.3以来です。 発生地点は、太陽の西の端の向こう側です(NOAAによると1318黒点群)。 地球からは見えないので、実際にはより大きな規模のフレアだったと考えられます。 CME(太陽ガスの放出現象)も太陽の北西(右上)に向かって発生していますが、 地球には影響ありません。 太陽のこちら側では、 東端に近い1324黒点群で、C5.4と大きめの小規模フレアが発生している程度で、 特に活動が強まっている様子はありません。 太陽風の速度は、昨夜のうちに400km/秒を割り、 現在は370km/秒とやや低速の風に下がっています。 磁場強度も3nTへ弱まりつつあります。 磁気圏のオーロラ活動も静かです。 今日以降は、むしろコロナホールの影響を受けそうなタイミングで、 今後、再び速度の上昇が見られるかもしれません。 その場合も、変化の規模は小さいでしょう。 SOHO衛星 LASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |