宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
今日、C3.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/16 12:22 C1.9
10:33 C1.8
05:34 C3.9
01:10 C2.3
10/15 22:56 C5.1
22:18 C2.1
13:56 C2.3
10/14 08:46 C1.5
03:42 C2.1
00:05 C1.6

黒点 10/16 (NOAA)
磁場 フレア
1312 1 α ---
1313 5 β C1
1314 4 β C2
1316 11 β C2
1317 1 α ---
1318 4 β C2
1319 30 β C5
1320 4 α ---
1321 2 β ---
1322 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:52 462 +0.8
-2 h 464 -3.6
-4 h 428 +1.6
-6 h 450 +4.6
-8 h 443 +2.3
-10 h 461 +2.2
-12 h 475 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -21 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
10/16 0.3 8x10^1
10/15 0.3 7x10^1
10/14 0.4 6x10^1
10/13 0.5 6x10^1
10/12 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/11 10:06 太陽風磁場の強まりは終わり、静かな太陽風になっています。Cクラスのフレアが数回発生しています。
2011/10/12 12:46 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽のフレア活動もありません。
2011/10/13 09:47 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2011/10/14 10:06 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2011/10/15 14:58 コロナホールの影響で、太陽風の速度が少し上がっています。
最新のニュース

2011/10/16 13:02 更新
太陽風はやや高速の風が続いています。太陽でCクラスフレアの発生が増えています。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日よりもやや少し上昇して、
460km/秒となっています。
磁場強度は反対に、8nTから6nTにやや弱まっています。
速度の変化としては小規模ですが、
コロナホールの影響が及んでいるようです。

磁場強度はまだやや高めです。
この様子だと、すぐに速度が下がるのではなく、
もう2〜3日速度が高まった状態が続くかもしれません。


太陽風磁場の南北成分は、北寄りに推移していて、
磁気圏は多くの時間は静穏です。
ただ、一時的に磁場が南に振れて、
そこで小規模のオーロラ活動が発生しています。
この傾向はこの後も続きそうです。


太陽は、フレア活動の規模が少し高まっています。
15日23時(世界時15日14時)にC5.0、16日5時半(世界時15日20時半)にC3.9と、
やや大きめのCクラスフレアが2回発生し、
その他にも、C1〜2のフレアが多く発生しています。

発生ヶ所は主に1319黒点群ですが、その他の領域でも発生していて、
全体的ににぎやかになってきました。

東の端からも新しい活動領域が近づいていて、
今週は、太陽の活動が強まるのでしょうか。



SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。