宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:03)
今日、C6.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/17 00:53 C4.5
00:03 C6.3
10/16 23:26 C3.8
15:45 C2.9
12:22 C1.9
10:33 C1.8
05:34 C3.9
01:10 C2.3
10/15 22:56 C5.1
22:18 C2.1
13:56 C2.3

黒点 10/17 (NOAA)
磁場 フレア
1312 1 α ---
1313 2 α C1
1314 4 β C2
1316 11 β C2
1317 1 α C1
1318 1 α C2
1319 30 βγ C6
1320 2 α ---
1321 2 β ---
1322 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 420 -0.0
-2 h 438 -1.7
-4 h 441 -2.8
-6 h 443 +0.1
-8 h 440 +2.2
-10 h 442 +2.3
-12 h 452 -1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -18 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
10/17 0.4 4x10^1
10/16 0.3 8x10^1
10/15 0.3 7x10^1
10/14 0.4 6x10^1
10/13 0.5 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/12 12:46 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽のフレア活動もありません。
2011/10/13 09:47 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2011/10/14 10:06 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2011/10/15 14:58 コロナホールの影響で、太陽風の速度が少し上がっています。
2011/10/16 13:02 太陽風はやや高速の風が続いています。太陽でCクラスフレアの発生が増えています。
最新のニュース

2011/10/17 10:03 更新
太陽風の速度は下がり始めています。Cクラスのフレアは続いています。

担当 篠原

南極の昭和基地のオーロラ全天カメラの今年の観測が終了したようです。
10月13日の夜の写真を最後に更新が止まっています。
その最後の夜の動画を紹介します。
撮影時間は、全体で20分程度しかありません。

右下の空に光って見えるのは、満月直後の大きな月です。
太陽は、左上の地平線がうっすらと明るくなっている方角にあります。
空には淡く天の川が見えていて、
月が無ければもう少し状態はいいのかもしれません。
それでも、左上の薄明は空を覆いつつあり、
昭和基地に夜がなくなるのはもうすぐなのでしょう。

今年もたくさんの素晴らしいオーロラ写真をありがとうございました。
4ヶ月後の2月頃と思われる観測の再開を楽しみに待ちましょう。



太陽風の速度はゆっくりと下がり始めています。
昨日は470km/秒まで上がりましたが、現在は430km/秒です。
磁場強度も4nTに下がり、
コロナホールの影響は後半に入っていると思われます。

太陽風の速度は、この後もゆっくりと低下が続き、
明日、明後日からは低速風に変わりそうです。

磁気圏では、時々、小規模のオーロラ活動が発生しています。
速度が下がり、磁場が弱まっていることから、
今後のオーロラ活動はより小さくなって行くでしょう。


太陽は、Cクラスのフレア活動が活発に発生しています。
東から新しい活動領域が上がってきたためか、
X線の強度そのものも少し上がっています。

現在も活動の中心は、1319黒点群です。
黒点は少し大きくなっているようで、この後も現状程度の活動を続けそうです。



南極の昭和基地、全天カメラの写真。2011年最後の夜(多分)
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星による太陽の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。