宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/10/17 10:03 更新 太陽風の速度は下がり始めています。Cクラスのフレアは続いています。 担当 篠原 南極の昭和基地のオーロラ全天カメラの今年の観測が終了したようです。 10月13日の夜の写真を最後に更新が止まっています。 その最後の夜の動画を紹介します。 撮影時間は、全体で20分程度しかありません。 右下の空に光って見えるのは、満月直後の大きな月です。 太陽は、左上の地平線がうっすらと明るくなっている方角にあります。 空には淡く天の川が見えていて、 月が無ければもう少し状態はいいのかもしれません。 それでも、左上の薄明は空を覆いつつあり、 昭和基地に夜がなくなるのはもうすぐなのでしょう。 今年もたくさんの素晴らしいオーロラ写真をありがとうございました。 4ヶ月後の2月頃と思われる観測の再開を楽しみに待ちましょう。 太陽風の速度はゆっくりと下がり始めています。 昨日は470km/秒まで上がりましたが、現在は430km/秒です。 磁場強度も4nTに下がり、 コロナホールの影響は後半に入っていると思われます。 太陽風の速度は、この後もゆっくりと低下が続き、 明日、明後日からは低速風に変わりそうです。 磁気圏では、時々、小規模のオーロラ活動が発生しています。 速度が下がり、磁場が弱まっていることから、 今後のオーロラ活動はより小さくなって行くでしょう。 太陽は、Cクラスのフレア活動が活発に発生しています。 東から新しい活動領域が上がってきたためか、 X線の強度そのものも少し上がっています。 現在も活動の中心は、1319黒点群です。 黒点は少し大きくなっているようで、この後も現状程度の活動を続けそうです。 南極の昭和基地、全天カメラの写真。2011年最後の夜(多分) (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による太陽の可視光写真。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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