宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/10/12 12:46 更新 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。太陽のフレア活動もありません。 担当 篠原 昨夜から今朝にかけて、 太陽風の速度が一時的に420km/秒くらいまで上がる変化が見られました。 ACEの図は縦軸が拡大されるため、この変化は目立って見えますが、 27日周期の図で見ると、小さな変化だったことがわかります。 現在の速度は、370km/秒に下がっています。 この後も、低速の穏やかな太陽風が続くでしょう。 磁気圏も静穏で、オーロラの活動度を表すAE指数のグラフは、 小さな変化が1回発生した程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 南半球のコロナホールは、ちょうど太陽の中心線に達しています。 すると、3日後の15日頃から太陽風の速度がやや上昇する可能性があります。 コロナホールの規模は小さく、場所もやや高めの緯度にあるので、 地球への影響は限定的でしょう。 太陽は、昨日の図に見えていた小規模のフレア活動は終わってしまいました。 現在は静穏です。 黒点群の数は多いのですが、活動はどれも静かです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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