宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:06)
昨日、C4.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 --- ---
10/10 23:30 C4.5
15:54 C3.8
10/ 9 22:22 C1.7

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
1309 2 α ---
1311 1 α ---
1312 1 α ---
1313 15 β C5
1314 2 α C2
1315 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 337 +1.6
-2 h 331 +2.3
-4 h 332 +2.3
-6 h 335 -1.4
-8 h 350 +4.5
-10 h 358 -0.6
-12 h 363 +2.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -15 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^1
10/11 0.4 3x10^1
10/10 0.3 2x10^1
10/ 9 0.4 3x10^2
10/ 8 0.4 2x10^2
10/ 7 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/ 6 10:12 CMEの乱れが到来し、オーロラが活発に発生しました。現在の磁気圏活動は弱まっています。
2011/10/ 7 10:32 CMEの影響は終わり、穏やかな太陽風に戻りつつあります。フレア活動は静かです。
2011/10/ 8 15:00 太陽風の速度は340km/秒に下がり、磁気圏も穏やかです。
2011/10/ 9 13:48 太陽風磁場が南向きに強まり、中規模のオーロラ活動が続いています。
2011/10/10 13:12 太陽風磁場がやや強まっていて、オーロラの活動もある程度見られています。太陽は静かです。
最新のニュース

2011/10/11 10:06 更新
太陽風磁場の強まりは終わり、静かな太陽風になっています。Cクラスのフレアが数回発生しています。

担当 篠原

太陽風は、340km/秒前後(ACEの図の黄色線)と低速の状態で安定しています。
磁場強度(白線)は、8nTから次第に弱まり、現在は5nTを割っています。
磁場強度の高まりも終わって、穏やかな太陽風になっています。

昨日のニュース以降は、
太陽風の磁場はずっと北寄り(赤線がプラス方向)になっています。
このため、磁気圏もとても静かで、AE指数は全く変化していません。


この後も、3〜4日程度は低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏でしょう。
その後は、太陽の南半球側にあるコロナホールの影響がやって来る可能性があります。
SDO AIA193の太陽コロナ写真の下側に見えているコロナホールです。
初めは緯度が高いので、地球への影響は弱そうですが、
コロナホールの左側が赤道側へ伸びていることから、
遅れて影響が強まってくるかもしれません。

この辺りのコロナホールの様子は、
明日、明後日と次第によく見えてくるでしょう。


太陽では、南半球のちょうどまん中に見えている1313黒点群の活動が目立っています。
C3.8、C1.0、C1.4、C4.5とCクラスの小規模フレアを続けて起こしています。

黒点の規模はそれほど大きくないため、
急に大きなフレアが発生するということはなさそうですが、
活動が更に強まる可能性もあるので、注意してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。