宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/10/11 10:06 更新 太陽風磁場の強まりは終わり、静かな太陽風になっています。Cクラスのフレアが数回発生しています。 担当 篠原 太陽風は、340km/秒前後(ACEの図の黄色線)と低速の状態で安定しています。 磁場強度(白線)は、8nTから次第に弱まり、現在は5nTを割っています。 磁場強度の高まりも終わって、穏やかな太陽風になっています。 昨日のニュース以降は、 太陽風の磁場はずっと北寄り(赤線がプラス方向)になっています。 このため、磁気圏もとても静かで、AE指数は全く変化していません。 この後も、3〜4日程度は低速の太陽風が続き、磁気圏も静穏でしょう。 その後は、太陽の南半球側にあるコロナホールの影響がやって来る可能性があります。 SDO AIA193の太陽コロナ写真の下側に見えているコロナホールです。 初めは緯度が高いので、地球への影響は弱そうですが、 コロナホールの左側が赤道側へ伸びていることから、 遅れて影響が強まってくるかもしれません。 この辺りのコロナホールの様子は、 明日、明後日と次第によく見えてくるでしょう。 太陽では、南半球のちょうどまん中に見えている1313黒点群の活動が目立っています。 C3.8、C1.0、C1.4、C4.5とCクラスの小規模フレアを続けて起こしています。 黒点の規模はそれほど大きくないため、 急に大きなフレアが発生するということはなさそうですが、 活動が更に強まる可能性もあるので、注意してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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