宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT ![]() |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
![]() |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2011/10/ 7 10:32 更新 CMEの影響は終わり、穏やかな太陽風に戻りつつあります。フレア活動は静かです。 担当 篠原 太陽風の磁場強度は、今朝まで10nT前後の強い状態が続きました。 プラズマの密度も10個/cm^3と高まっていて、 CMEの影響が続いていたのだと思われます。 太陽風の速度は380km/秒とやや遅めだったので、 磁場の強まりが長い時間続いたのでしょう。 最新のACEのデータでは、磁場強度は5nT近くに下がり、 プラズマの密度も数個/cm^3へ減少しつつあります。 CMEに関係する変化も、この辺りで終わりとなりそうです。 昨日お知らせしたオーロラの活発な活動の後、 太陽風の磁場は、ほとんど北向きに推移しました。 このため、オーロラの活動はずっと穏やかで、 今日のAE指数は、途中に400nTの小規模の変動が1つ見られる程度です 磁場強度の強まりも終わったことから、 今後の磁気圏は静かに推移するでしょう。 SDO衛星 AIA193では、太陽の北半球側の中央部に、 小さなコロナホールが見えます。 規模が小さいので、影響は限定的になりそうですが、 3日後の10日前後に、 太陽風の速度上昇などの変化が発生する可能性があります。 太陽のフレア活動は、より静かになっています。 昨日は、C1.4、C1.9と二つの小さな小規模フレアが発生しただけでした。 GOES衛星のX線動画を見ると、 1313黒点群などの東半球側の黒点群で、小さな活動は続いています。 今後、規模が拡大するかどうかに注目してください。 宇宙天気とは全く関係ない話題で恐縮ですが、 昨日、AppleのSteve Jobs氏が亡くなったとニュースで知りました。 この宇宙天気ニュースは、iMacで記事を書き、 Mac Proで記事ファイルを作成し、Mac miniで記事を配信しています。 出張中はiPhoneから記事を書くこともあります。 長い間ほんとうにありがとう。ご冥福をお祈り致します。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) ![]() SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ![]() ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC ![]() リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT ![]() 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC ![]() GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |