宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2011/10/ 8 15:00 更新 太陽風の速度は340km/秒に下がり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は340km/秒へ下がり、更に遅い速度になっています。 磁場強度も2nTとかなり弱くなり、 ここ数日続いていた太陽風と比べると、とても静かになっています。 磁気圏の活動も静かになっていて、 AE指数の図の後半は、小さな変化が見られる程度です。 AE指数の図では、最初に400nTと小規模ですがまとまった変化が発生しています。 これは、-5nTほどの南向き磁場が6時間に渡って継続したことによる変動です。 (今日のACEの図の最初の南向き磁場はその最後の部分です) 一連のCMEによる太陽風の乱れの最後とも言ってよさそうな変化でした。 SDO衛星のAIAカメラの写真の更新が止まっているので、 今日はSOHO衛星のEIT195を掲載しています。 半日ほど前の写真ですが、 太陽の中央部の北半球側に小さなコロナホールが見えます。 明日、9日の後半か、10日くらいから影響が及ぶかもしれません。 それまでは、太陽風は低速で、磁気圏も穏やかでしょう。 太陽では、C1〜2と、規模は小さいですが、Cクラスの小規模フレアが 度々発生するようになっています。 ただ、NOAAの報告には発生地点が記されておらず、 GOES衛星のX線動画を見ていても、 あちこちで小さな活動が発生していて、発生地点は良く分かりません。 この後、フレアの規模が高まるようになれば、 活動的な場所も分かるようになるでしょう。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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