宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:04)
今日、M5.8の中規模フレアが発生しました。
また、X1.9の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/25 10:52 C4.8
08:45 M1.1
06:21 M1.3
05:26 M5.8
04:09 M3.1
02:59 M2.9
02:18 M3.2
01:36 M1.8
9/24 21:25 M7.1
20:25 C2.7
18:19 X1.9
15:43 C6.0
08:48 M2.0
06:57 M1.7
06:28 C9.7
04:02 C3.5
01:11 C3.6
9/23 21:10 C3.2
17:40 C6.9
17:12 C2.8
10:34 M1.6
09:28 C9.6
08:52 C4.1
08:07 C3.9
07:14 C5.6
05:03 C4.0
00:39 C8.1

黒点  9/25 (NOAA)
磁場 フレア
1295 7 βγ M3
1301 16 β ---
1302 12 βγδ X2
1303 1 β M6
1304 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 314 +0.4
-2 h 321 -1.1
-4 h 324 -0.9
-6 h 339 -0.9
-8 h 343 -0.8
-10 h 345 +1.6
-12 h 351 +2.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:59 -16 -15/ 6
-2 h -16 -9/ 5
-4 h -17 -7/ 4
-6 h -16 -2/ 3
-8 h -14 -1/ 3
-10 h -14 -1/ 3
-12 h -14 -3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 12 6x10^1
9/25 13 1x10^2
9/24 13 9x10^1
9/23 7 1x10^2
9/22 1 1x10^2
9/21 0 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/20 18:57 太陽で大きめのCクラスのフレアが発生しています。グリーンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2011/ 9/21 18:46 太陽風は低速になりました。太陽ではCクラスのフレアが何度も発生しています。
2011/ 9/22 14:26 Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2011/ 9/23 00:42 X1.4の大規模フレアが発生しました。
2011/ 9/24 10:32 太陽でフレア活動が続いています。太陽風はやや低速で、オーロラは穏やかです。
最新のニュース

2011/ 9/25 11:04 更新
太陽は、X1.9、M7.1など活発なフレア活動を続けています。今後、CMEの影響が地球に到来しそうです。

担当 篠原

太陽は活発なフレア活動を続けています。
東端にある1302黒点群の活動度がとても高く、
24日18時半(世界時24日9時半)に、X1.9の大規模フレア、
24日21時半(世界時24日12時半)に、M7.1の中規模フレア、
その後も、M2.8、M3.0、M5.8などの中規模フレアを起こしています。

特に、M7.1のフレアは長時間継続する型で、
激しいCME(太陽ガスの放出現象)を伴っています。

X1.9とM7.1のフレアの様子を、SDO衛星AIA193の動画でご覧ください。
また、M7.1のフレアによって発生したCMEの様子を、
SOHO衛星LASCO C3と、STEREO Ahead衛星COR2の動画で紹介します。
STEREOの動画では、このCMEの後に、別のCMEの噴出が見られています。

また、太陽放射線は、10の警戒レベルで安定しています。

1302黒点群は、現在も大きな姿を保っています。
今後も激しいフレアを起こす可能性があり、注意が必要でしょう。


太陽風は、320km/秒とかなり遅い速度に変わっています。
磁場強度は、4nTから5nTへ少し上がっていますが、平均的な値です。

22日のX1.4フレアに伴って発生したCMEの影響は来ていません。
このまま何も来ないのか、小さいながらも変化が見られるのか、
今日いっぱいくらい注目してください。

そして、24日のM7.1フレアによるCMEの影響が、
明日、26日にやって来そうです。
発生地点が地球から見ると斜め方向のため、影響の程度は下がりますが、
今回はある程度の太陽風の乱れとしてやって来るのではないでしょうか。

到来が早いほど、速度の変化も大きくなり、
磁気圏へ及ぼす影響も大きくなる可能性が高くなります。
逆に、到来が遅れれば、太陽風の変化も小さく、影響も小さくなるでしょう。
今後のACEの太陽風データや、オーロラのライブカメラの映像に注目してください。

現在の磁気圏は、低速の太陽風を受けて、穏やかです。



SDO AIA193によるX1.9とM7.1フレアの様子。
(c) SDO (NASA)


SDO AIA193によるX1.9とM7.1フレアの拡大写真。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラによる、CMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Aheadによる、CMEの様子。地球は左方向にあります。
(c) STEREO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。