宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:26)
今日、C6.7の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内がやや活動的になっています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/22 13:05 C6.7
9/21 21:03 M1.9
20:17 C3.9
06:39 C3.1
04:50 C2.7
9/20 21:51 C2.5
15:43 C2.0
13:52 C9.6
00:36 C7.0

黒点  9/22 (NOAA)
磁場 フレア
1295 26 βγ C3
1296 4 β M1
1298 2 β ---
1299 4 β ---
1300 2 β ---
1301 10 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 408 +1.3
-2 h 406 +2.5
-4 h 394 +3.9
-6 h 380 +2.8
-8 h 380 +3.3
-10 h 373 +2.2
-12 h 374 +4.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:59 -13 -22/ 22
-2 h -12 -36/ 12
-4 h -12 -26/ 8
-6 h -12 -14/ 7
-8 h -11 -16/ 3
-10 h -12 -16/ 5
-12 h -15 -16/ 10

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
9/22 0.6 1x10^2
9/21 0.5 2x10^2
9/20 0.4 2x10^2
9/19 0.6 2x10^2
9/18 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
宇宙環境計測グループ
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/17 14:11 14日のCMEによる太陽風の乱れが始まりました。太陽風の磁場は北寄りに推移しています。
2011/ 9/18 16:48 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラが活発化しました。現在は静かになっています。
2011/ 9/19 15:15 太陽風は平均的な速度(420km/秒)で、磁気圏は静穏です。太陽は、Cクラスのフレアが続いています。
2011/ 9/20 18:57 太陽で大きめのCクラスのフレアが発生しています。グリーンランドのオーロラ写真をどうぞ。
2011/ 9/21 18:46 太陽風は低速になりました。太陽ではCクラスのフレアが何度も発生しています。
最新のニュース

2011/ 9/22 14:26 更新
Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は穏やかです。

担当 篠原

昨夜、21日21時(世界時21日13時)に、
太陽の東(左)寄りに見える1301黒点群でM1.9の中規模フレアが発生しました。

また、つい先ほど、22日13時(世界時22日4時)には、
C6.7の大きめの小規模フレアが発生しています(発生場所は不明)。

太陽では、この他にもCクラスの小規模の変動が連続的に発生しています。
今後もフレア活動の動向に注目してください。


太陽風は、速度が410km/秒へ徐々に高まり、
磁場強度も5〜6nTに少し上がっています。

多少変化はしていますが、基本的には穏やかな太陽風が続いています。

磁気圏活動は、太陽風磁場の南北成分の変化に合わせて、
AE指数の図の中ほどに400nTほどの小さな変化が発生しています。


今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
北半球のコロナホールの濃さが少し増し、
南極のコロナホールも緯度の低い所まで伸びているように見えます。

この様子では、これから数日間、太陽風に小規模の影響が現われるかもしれません。
どうなるか興味が持たれます。



台風の影響で飛行機が成田から出発できなかったため、
帰国便がキャンセルになり、今日もバンクーバーに残っています。
こちらにいてはさっぱり分かりませんでしたが、
台風15号の影響はかなり大きかったのですね。

こちらの明日の朝に改めて出発して、金曜日の夕方に鹿児島へ帰ります。
月曜から授業が始まるので、この1日の遅れは辛いです。

今夜のホテルのネットワークは、遅くて、不安定で、
データの分析がとても行いにくいです。
こういう状況では、特に太陽のデータをまともに調べることができず、残念です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。